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大人が意外と解けない算数「0.12×0×1.05」→5秒で解ける?

  • 2024.7.9
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小数の掛け算は、掛け算の計算に加え小数点の移動が必要です。

その分、ややこしいと感じている人も多いのではないでしょうか。

しかし、小数の掛け算にも関わらず、すぐに解けてしまう問題もあります。

今回の問題もその一つ。計算を簡単にするポイントに気が付けるかどうか、試してみて下さい。

問題

次の計算問題を解いてください。
0.12×0×1.05

制限時間は5秒です。

解答

正解は、「0」です。

実はこの問題、答えを出すのに小数同士の計算は必要ないのです。

どうしてそうなるのか、知りたい人は次の「ポイント」を確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、掛け算の途中に0が登場する点です。

もう一度問題を確認してみましょう。

0.12×0×1.05

掛け算の真ん中に0が登場しますね。

掛け算では、掛けられる数が0でも掛ける数が0でも答えは0になります。

理由は、買い物の場面で考えてみれば納得できるはずです。

0円(無料)のものは1000個カートに入れても支払金額は0円になります。(0×1000=0)

また、1000円のものでもカートの中が0個なら支払代金は同じく0円ですよね(1000×0=0)。

これを踏まえて、問題の式を左から順に解いていきましょう。

0.12×0×1.05(掛ける数が0)
=0×1.05(掛けられる数が0)
=0

すぐに計算が終了しましたね。

まとめ

今回の問題はいかがだったでしょうか。

「小数の掛け算」という見方ではなく、0が入った掛け算として問題の式を扱えたかどうかが暗算のポイントになりました。

0を扱った問題は他にも用意していますので、ぜひ挑戦してみてください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


次は、0の割り算に挑戦!

大人が意外と解けない算数「0÷456÷321」→正しく理解してる?
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