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大人が意外と解けない算数「3×3−3−3−3÷3」→5秒で解ける?

  • 2024.11.7
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小学校で学習する計算といっても、あなどってはいけません。

電卓ばかりを使って計算していると、いざ暗算をしなければいけない場面で、計算の順序を間違えてしまう可能性もあります。

計算の順序を忘れてしまわないように、ぜひこの記事の問題に挑戦してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
3×3−3−3−3÷3

正しい答えを求めることができるでしょうか。計算の順序に注意です。

解説

今回の問題の答えは「2」です。

また、途中の計算は次のようになります。

  3×3−3−3−3÷3
=9−3−3−1
=6−3−1
=3−1
=2

どのような点に注意しなければいけないか、確認をしていきましょう。

四則演算が混ざった式では、次の順に計算します。

<計算の順序>
(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・ひき算の計算

今回の問題では、「3×3」と「3÷3」の部分を優先して計算するということになります。

それぞれ「9」と「1」です。

すると、元の式は「9−3−3−1」となり、あとは引き算の計算ですね。

前から順に計算していくと、「2」が得られます。

計算の工夫

「9−3−3−1」の計算は、上記の解説では「前から計算」としましたが、工夫をすることも可能です。

計算はすべて引き算であり、
「3を引く」
「3を引く」
「1を引く」
と、三回の引き算をしています。

「3,3,1」の三つの数を引いているので、合計3+3+1=7を引くということになります。

そこで、次のように式変形をして計算してみましょう。

  9−3−3−1
=9−(3+3+1)
=9−7
=2

引き算を三回繰り返すのではなく、引く数をまとめてしまい、一回の引き算にしました。

引き算が苦手な方は、このような工夫がおすすめです。

まとめ

単純な計算力だけでなく、どのような工夫ができるかを考えることで、計算は速く・正確に行うことが可能です。

小学校で学習する計算でしたが、間違えずに答えを出すことができたでしょうか。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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