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大人が意外と解けない数学「(−4)×(−9)÷(−6)」→正しく計算できる?

  • 2024.10.10
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負の数の計算は、その性質を理解しないと答えの符号を間違えやすいものです。

「負の数を掛ける」「負の数で割る」という計算は、どのようにすればよいでしょうか。

問題に挑戦して、正しく理解できているかを確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(−4)×(−9)÷(−6)

負の数の掛け算と割り算をする問題です。

答えの符号を間違えないように注意しましょう。

解説

今回の問題の答えは「−6」です。

途中の計算は次のようになります。

(−4)×(−9)÷(−6)
=(+36)÷(−6)
=−6

計算のポイントを順に解説します。

まず、正負の数(プラス・マイナス)を含んだ掛け算・割り算では、「符号部分」と「数字部分」を分けて考えることができます。

そして、正の数と負の数を掛け算や割り算する場合、答えの符号の決め方には、以下のようなルールがあります。

<答えの符号のルール(掛け算・割り算の場合)>
※掛け算で記載していますが、割り算も同様です。
(+)×(+)=(+)
(+)×(−)=(−)
(−)×(+)=(−)
(−)×(−)=(+)

上記は二つの数の計算の場合ですが、これを応用すると、三つ以上の数の場合も答えの符号を次のように考えることが可能です。

(−)が偶数個の掛け算・割り算 → 答えの符号は(+)
(−)が奇数個の掛け算・割り算 → 答えの符号は(−)

今回の計算の場合「(−4)×(−9)÷(−6)」を確認してみましょう。

符号:
(−)が3個の掛け算・割り算 → 答えの符号は(−)
数字:
4×9÷6
=36÷6
=6

したがって、答えは「−6」です。

まとめ

負の数がたくさんあると、答えの符号が正か負のどちらになるのか迷ってしまうかもしれません。

どのように計算ができるのか忘れていた方は、復習をしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

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「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


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