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「どこかで見たことあると思ったら」話題作への出演がつづく若手俳優に反響! 見事な“演じ分け”に注目集まる

  • 2025.2.14
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『ホットスポット』第4話 (C)日本テレビ

注目の若手俳優の萩原護が『ホットスポット』の第4話に受験生の上村(うえむら)役として出演し、話題を呼んでいる。本ドラマは、富士山麓のとある町のビジネスホテルに勤めるシングルマザーの遠藤清美(市川実日子)が、同僚で実はエイリアンの高橋(東京03・角田晃広)との日常を描いた地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー。

萩原演じる上村は、清美と高橋が務めるホテルに受験前期間に連泊している受験生の役だ。出演シーンが多いわけではなかったが、高橋の宇宙人能力が発揮される重要なシーンでの登場に注目が集まった。SNSでは「受験生役の俳優さん、どこかで見たことあると思ったら」「3000万の人か!」「色々出てるよね」「萩原護さんでてきたー!」など、反響が寄せられている。

今大注目の若手俳優・萩原護

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『ホットスポット』第4話 (C)日本テレビ

萩原護は2003年生まれの東京都出身、スターダストプロモーション所属の俳優。NHK大河ドラマ『青天を衝け』『相棒 Season21』 (第6話)や永野芽衣主演ドラマ『君が心をくれたから』や『新宿野戦病院』などテレビドラマをはじめ、松井大悟監督による映画『不死身ラヴァーズ』(2024)や、同年公開された黒澤清監督映画『Cloudクラウド』にも出演するなど、注目作品への出演が絶えない若手俳優のひとりだ。

『ホットスポット』では、萩原演じる上村が、受験当日ホテルに受験票を忘れてしまう。そこへ、高橋が超人的な能力で受験会場へ走って届け、事なきを得るというストーリーだ。高橋は、宇宙人の能力を使って全力疾走で車を追い越し受験会場へ向かい、途中で遭遇したコンビニ強盗に、カラーボールを投げて犯人逮捕にも貢献する。高橋は宇宙人だが、能力を使うと疲労していしまう“ただのおじさん”でもあるので、ふらふらな状態で上村の元へどうにか辿りつくのだった。受験票を受け取った上村は、驚きだけでなく、喜びと安堵と入り混じったリアリティが滲む絶妙な声を漏らし、高橋にお礼を言うのだった。SNSでは「親目線で見るととてもドキッとするお話だった!」など受験シーズンならではの感想も寄せられている。

素朴さと安定感で作品の世界観に欠かせない存在

昨年放送され大きな話題となったNHKドラマ『3000万』で萩原は、犯罪グループの一員の長田役として、その存在感を示していた。安達祐実演じる平凡な主婦がある事故をきっかけに3000万を手に入れてしまい、その金を追う強盗グループとの抗争に巻き込まれていくスリリングなクライムサスペンスだ。

萩原演じる長田は、はじめはなんとなく生きているような若者だったが、次第に犯罪に手を染める中で自身の欲望を自覚しはじめる。視聴者が「自分だったらどうするか…」と想像させるような存在として、人間味あふれるキャラクターを見事に演じていた。

素朴ながらも自然で安定感のある演技で、数々のCMにも起用され、作品の世界観を構築するのに欠かせない存在となっている。過去にはダンスグループに所属していたこともあり、今後はアクション作品など幅広い活躍を期待したい。

日本テレビ系 『ホットスポット』毎週日曜よる10時30分


ライター:山田あゆみ
Web媒体を中心に映画コラム、インタビュー記事執筆やオフィシャルライターとして活動。X:@AyumiSand