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大人が意外と忘れている算数「2/9×3/4+7−5」→正しく計算できる? 

  • 2024.9.24
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大人になった今、分数の計算に自信は持てるでしょうか。

日常生活では、分数の計算をする機会はあまりないものです。

ときには自分から分数の問題を計算して、知識を確かめてみるのも良いかもしれませんよ。

では、さっそく今回の問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしてください。
2/9×3/4+75

解答

正解は、「2+1/6(13/6)」です。

久しぶりすぎて途中で手が止まってしまったという人も大丈夫。

次の「ポイント」を読めば計算の仕方が分かりますよ。

ポイント

今回の問題のポイントは、「分数の掛け算」です。

分数の掛け算の計算ルールは、分子どうし、分母どうしを掛けるというシンプルなものです。

2/9×3/4+7−5
=(2×3)/(9×4)+7−5

掛け算の途中で約分できる箇所があれば、約分してしまうのが良いでしょう。

約分とは、分子と分母を同じ数で割ることです。

計算途中で約分すると掛け算に使われる数字が小さくなるため、計算しやすくなります。

また、答えを出してから約分するよりも約数が見つかりやすいのもメリットです。

今回の問題でも、掛け算前に約分してから答えを出しましょう。

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(2×3)/(9×4)+7−5
=(1×1)/(3×2)+7−5←2と3で約分してから掛け算
=1/6+7−5

あとは分数を整数と計算するだけです。

帯分数で答えを出す場合

分数には整数と真分数(分子が分母より小さい分数)を合わせて表現する帯分数という形式があります。

帯分数で答えを出すなら、整数部分を先に計算してあとから分数とくっつけるだけでOKです。

1/6+7−5
=1/6+2
=2+1/6

仮分数で答えを出す場合

仮分数(分子が分母と同じか大きい分数)で答えを出すなら、整数を分母1の分数として表現してから、1/6と足します。

なお分数どうしの足し算では、分母を同じ数字にしてから分子どうしを足します。

2+1/6
=2/1+1/6
=12/6+1/6
=13/6

まとめ

今回の問題はいかがでしたか?

分数×分数は、分子どうし、分母どうしを掛けるだけというシンプルなルールで計算できます。ただし、約分することを忘れないようにしましょう。

式に整数が混ざっている場合は、答えを帯分数として出すのか仮分数として出すのかで少し対応が変わってきます。

分数と整数の計算式にはたくさんのパターンがあります。ぜひ他の問題にも挑戦してみてください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


分数を含む計算にもう一問挑戦!

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