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大人が意外と解けない算数「(2+1/4)÷(3+3/5)−2−(−5)」→正しく計算できる?

  • 2024.9.22
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計算問題で間違えやすいポイントはいくつかあります。

割り算、分数、負の数などはケアレスミスも起こりやすく、正答率が低くなってしまいます。

今回は、それらを含んだ計算問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(2+1/4)÷(3+3/5)−2−(−5)

さまざまな計算が混ざっているので、計算法則に気をつけて計算しましょう。

解説

今回の問題の答えは「3+5/8」(もしくは29/8)です。

また、途中の計算は次のようになります。

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計算のポイントを順に解説していきます。

分数の割り算

まずは「(2+1/4)÷(3+3/5)」の割り算を計算します。

帯分数になっているので仮分数に直し、そのあと割り算を掛け算にします。

分数を割り算から掛け算にするときは、分母と分子をひっくり返さなければいけません。

分数の掛け算は、分母同士、分子同士で掛けますが、約分をするのを忘れないようにしましょう。

(2+1/4)÷(3+3/5)
=9/4÷18/5
=9/4×5/18
=5/8

負の数の計算

割り算部分を計算したことで、元の式は次のようになりました。

5/8−2−(−5)

ここでは「−2−(−5)」の部分を計算します。

「負の数を引く」という計算になっていますが、これは次のように変換します。

「負の数を引く」は「正の数を足す」と等しい

つまり、計算は次のようになります。

−2−(−5)
=−2+(+5)
=+3

分数の計算

元の計算は「5/8+(+3)」となりました。

最後に足し算をします。

5/8+(+3)
=3+5/8(3と5/8)

したがって、答えは「3+5/8」となります。

これを仮分数で表すと29/8です。(答えは帯分数でも仮分数でも、どちらでも構いません)

まとめ

割り算、分数、負の数などさまざまな計算が混ざっていました。

手順が多く、少し大変かもしれませんが、これらは小中学校で学習する計算です。

それぞれの計算規則をしっかり確認しましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


帯分数を含んだ計算にもう一問挑戦!

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