1. トップ
  2. 大人が意外と間違える算数「11+(12−8)×9÷6」→正しく計算できる?

大人が意外と間違える算数「11+(12−8)×9÷6」→正しく計算できる?

  • 2024.9.20
undefined

大人になってから久々に算数の問題を解くと、「あれ? これでよかったっけ?」と、つまずきを感じることがあります。

これは日常に電卓や計算アプリがあふれており、自分で計算する機会があまりないせいかもしれませんね。

そんなときは、簡単な問題に挑戦して計算ルールを再確認してみるのがおすすめです。

問題

次の計算問題を解いてください。
11+(12−8)×9÷6

解答

正解は、「17」です。

どうやって解けばよいのか、分かりましたか?

正解するための「ポイント」はどこにあるのか、次項で確認してみましょう。

ポイント

今回の問題のポイントは、「計算順序」です。

計算問題では、計算を始める前に、式の中でどの部分を先に解くのかを見極めることが大事です。

では、計算順序についてルールを確認してみましょう。

<計算順序のルール>
(1)カッコの中から計算する
(2)掛け算と割り算を計算する
(3)足し算と引き算を計算する

計算順序の優先順位が同じものがあれば、左にあるものから先に計算します。

ここで、今回の計算問題の式を見直してみてください。

11+(12−8)×9÷6

計算順序に従えば、最初に計算すべきはカッコ内の12−8ですね。

11+(12−8)×9÷6
=11+4×9÷6

次に計算するのは、掛け算と割り算のパートです。掛け算と割り算の優先順位は同じですが、掛け算の方が左にあるので、まずは掛け算から計算します。

11+4×9÷6
=11+36÷6
=11+6

最後に足し算します。

11+6
=17

これで答えが出ましたね。

まとめ

今回は、カッコ付きの計算問題に挑戦しました。

カッコの中の計算→掛け算・割り算→足し算・引き算と、計算順序に従って正しく計算できたでしょうか? 計算順序を間違えてしまうと、答えが変わってしまうので要注意です。

今回の問題で計算の計算順序を覚えたら、ぜひその知識を使って他の問題も解いてみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


計算問題にもう一問挑戦!

大人が意外と忘れている算数「8+9−8×9÷8」→何秒で解ける?
大人が意外と忘れている算数「8+9−8×9÷8」→何秒で解ける?