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大人が意外と解けない数学「3÷(−14)×(2+4/5)÷(3+3/8)」→正しく計算できる?

  • 2024.10.1
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「帯分数」というのを覚えているでしょうか。「整数と分数の和によって表される分数」を帯分数といいます。

しかし、帯分数の形を覚えているという方でも、その計算方法を正しく理解できていない方も意外と多くいます。

今回は「帯分数」に関する問題に挑戦してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
3÷(14)×(2+4/5)÷(3+3/8)

帯分数の計算はどのようにすればよいのでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「−8/45」です。

また、途中の計算式は次のようになります。

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計算のポイントを順に解説していきます。

帯分数の掛け算・割り算

帯分数を含んだ掛け算・割り算では、帯分数を仮分数に直して計算しなければなりません。

帯分数から仮分数に直すためには、以下のように、分数の分母は変えず、分子は「帯分数の整数部分」×「分数の分母」+「分数の分子」にすることで求められます。

2+4/5 = 14/5
(分子:2×5+4=14)
3+3/8 = 27/8
(分子:3×8+3=27)

分数の掛け算・割り算

次に分数の掛け算・割り算を考えます。

割り算は、分母と分子を入れ替えて掛け算に直します。

「÷(14)」は「×(1/14)」に、「÷27/8(3+3/8の仮分数)」は「×8/27」にします。

これによって、分数の掛け算のみになりました。

分数の掛け算は、分子どうしを掛け、分母どうしをそれぞれ掛けて計算します。

・分子:3×1×14×8
・分母:1×14×5×27

このまま掛け算をしてもいいのですが、先に約分をすると計算が楽になります。

・分子3と分母27はともに3で割れる(分子1、分母9になる)
・分子14と分母14はともに14で割れる(分子1、分母1になる)

上記のように約分すると、分子と分母の計算は以下のようになります。

・分子:1×1×1×8
・分母:1×1×5×9

これを計算して「8/45」です。

ただし、元の計算は「÷(14)」と負の数を含んでいるので、答えの符号について考えなければいけません。

負の数を含む掛け算や割り算の答えの符号は、以下のように決まります。

<掛け算や割り算の答えの符号の決め方>
・割り算に出てくる負の数が偶数個→答えは正の数
・割り算に出てくる負の数が奇数個→答えは負の数

この問題の計算式にある負の数は奇数個でしたので、計算の答えの符号は「()」です。

以上より、答えは「−8/45」となります。

まとめ

「帯分数は仮分数に直してから計算」することを意外と忘れていなかったでしょうか。忘れていた方は、今回の問題の解説をよく理解し、復習をしましょう。

当メディアでは、他にさまざまな類似問題を出題しています。他の問題にもチャレンジしてみましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:株式会社かえでプロダクション(公式HP

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「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要5科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。


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