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大人が意外と解けない算数「3÷5/6−0.6」→正しく計算できる?

  • 2024.9.17
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分数や小数を含んだ計算は、苦手な方が多いはずです。

しかし、計算のコツさえ知っていれば、誰でも正しく計算ができるようになります。

問題に挑戦し、正しく理解できているか確認をしましょう!

問題

次の計算をしなさい。
3÷5/6−0.6

どのように計算をすればいいでしょうか。

まずは自分自身で正しい答えが出せるかどうか、計算してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「3」です。

また、途中の計算式は次のようになります。

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どのようなポイントに注意しなければいけないのか、順に解説をしていきます。

計算の順序

まず、元の式は割り算と引き算があります。

四則演算が混ざった式では、次の順で計算しなければなりません。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

今回は、割り算部分から計算となります。

分数の割り算

始めに計算するのは、「3÷5/6」の部分です。

分数の割り算は、分母・分子を入れ替えて掛け算に直しましょう。

また、整数と分数の掛け算では、分子部分を掛け算します。

3÷5/6
=3×6/5
=18/5

分数と小数の混ざった計算

元の計算は「18/5−0.6」となりました。

分数と小数の混ざった計算は、どちらかに揃えなければいけません。

ここでは、分数に揃えて計算してみましょう。

小数である「0.6」は次のように分数に直すことが可能です。

0.6
=6/10
=3/5
よって、
18/5−0.6
=18/5−3/5
=15/5
=3

答えは「3」となりました。

最後の約分を忘れないように注意しましょう。

まとめ

一つひとつの計算手順は、難しくないはずです。

しかし、一つの計算式の中にさまざまな計算を含んだいるので、途中で間違えてしまうと、正しい答えを得ることができません。

間違えないように、途中式を書きながら計算すると良いでしょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


分数と小数が混ざった計算にもう一問挑戦!

簡単だけど意外と解けない?!「3.6×5/9÷1.8」→分数で答えると?
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