「鳥肌が立つ」「評判通り」数々の賞を受賞している“注目作”ついにスタート！SNSでも絶賛の声が続出

2025.1.24

1月4日より放送がスタートしたつるまいかだによる漫画を原作としたTVアニメ『メダリスト』。本作は「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門で1位、第68回「小学館漫画賞」一般向け部門、漫画のキャラクターをたたえる「マガデミー賞2022」主演女優賞に主人公・結束いのりが選ばれるなど、数々の賞を受賞している注目作だ。第1話が放送されると、SNSでは「最高だった」「神アニメと判断した」と大きな反響を呼んだ。

初回から心震える……！

第1話では、スケーターとして挫折した過去を持つ青年・明浦路司（あけうらじつかさ）が、スケートリンクでいのりと出会うところから始まる。いのりがお金を支払わずリンクに入ったと察知し、逃げる彼女を追いかける司。

いのりから話を聞くと、どうやら彼女はフィギュアスケートに対して強いあこがれと熱意を抱いているようだった。しかし、いのりの母親はスケートを始めることに反対していた。

いのりの事情を知った司は、母親にちゃんと「スケートをやりたい」と言うようにアドバイスする。すると、後日いのりと母親が司とルクス東山FSCのヘッドコーチ・高峰瞳（たかみねひとみ）のもとを訪れる。ただ、母親はいのりにスケートを諦めさせるのが目的だった。

司の提案で実際にリンクで滑ることになったいのり。すると、彼女は驚くべき才能を見せ、氷の上ではまるで別人だった。いのりはのみ込みも早く、転ぶことをおそれない。「天才ですよ天才！」と司が興奮してしまうほどだった。

それでも、母親はいのりがスケートを始めることを認めない。スケートを始めるにはたくさんのお金がかかるうえに、いのりの姉はスケートで結果を出せなかったからだ。

「私は恥ずかしくないって思いたいの！」いのりは涙を流しながら母親にスケートへの情熱を訴える。彼女はなにをやっても上手くいかないが、スケートを通して自分に自信を持ちたいと切望していた。

勇気をふりしぼったいのりの姿を見た司は「俺がこの子のコーチになります！」「俺が全日本選手権に出場できる選手にしてみせます！」と母親に熱く説得。その甲斐もあり、いのりはスケートを始めることを許可され、司とのタッグが結成された。

作中でも何度か語られていたが、スケートを始めるなら年齢が若いほどいい。現在、いのりは小学5年生で11歳。5歳から始めている子には敵わないと言う母親の意見はもっともだ。

だからこそ、スケーターの道を諦め、26歳の今でもフリーターとして生活している司がいのりに感情移入する気持ちがよくわかるのだ。いのりが母親にスケートをやりたいと訴えるシーンや、司がいのりのコーチになると宣言するシーンの熱量は心を震わすものがある。第1話についてSNSでは「鳥肌が立つ」「評判通りとても面白かったぞい！」との声があがった。

米津玄師書き下ろしOP主題歌の高すぎる“解像度”

初回からいのりと司のスケートにかける情熱がひしひしと伝わってくる『メダリスト』。熱血ともいえる展開を見せた本作をさらに盛り上げているのが、米津玄師によるオープニング主題歌「BOW AND ARROW」だ。

「BOW AND ARROW」は、原作のファンである米津の逆オファーによってオープニング主題歌に決まった書き下ろし楽曲。疾走感あふれる曲調は、リンクを駆け抜けるいのりの姿が目に浮かぶ。また、透明感のあるサウンドは氷のよう。本作の世界観を見事に表現した楽曲となっている。

米津は、1月17日より公開された劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の主題歌「Plazma」も書き下ろしている。これまでアニメやドラマなど数々の主題歌を手がけてきた米津は、2025年早くも話題の2作品を担当。まさにロケットスタートであり、『メダリスト』も主題歌を含めて見逃せない作品となっている。

オープニングについてSNSでは「OP曲の米津玄師も絵とマッチして最高」「米津様……」「OP神曲」「解像度が高すぎる」との声が。「BOW AND ARROW」は、原作への愛が深い米津だからこそ作曲できたオープニング主題歌だといえるだろう。

司といのりが出会い、タッグを組むまでが描かれた第1話。司から見え隠れする過去の挫折についてのエピソードも気になるところだ。そして、米津によるオープニング主題歌によって『メダリスト』は美しく彩られている。今後、リンクの氷もとかすような熱い展開に期待したい。

メダリスト
ABEMAにて毎週木曜26時より無料放送
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
［番組URL］https://abema.tv/video/title/25-279
【(C)つるまいかだ・講談社／メダリスト製作委員会】

ライター：まわるまがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X（旧Twitter）：@kaku_magari