【お札の肖像】はどう決まる？“偉人”であること以外の理由とは…？！→その内容に「なるほど」

新札が発表されそうなタイミングになると、次は誰の肖像画が使われるのか度々話題になりますよね。ですが実際のところどのように選ばれるのかはそれほど知られていないかもしれません。

実は歴史的な偉業を残した人物という以外に、採用されるポイントがあるのです！

お札の肖像はどのように選ばれる？

紙幣を偽造することは法律で禁じられており、刑法148条通貨偽造及び行使等の罪に問われる立派な犯罪です。家庭用のコピー機には偽札防止機能が付いていて、お札のユーリオンという模様を感知すると警報がなる仕組みになっているんです。

このように日本の紙幣には偽造を防止するための様々な技術が詰まっています。例えば紙の厚さを変えることによって光にかざすと図柄が現れる「すかし」。他にもふたつを合わせた「白黒すかし」は偽造はまず無理と言われる世界最高峰の技術です。

そして肖像画選びにも偽造を防ぐ工夫がされています。例えば細かいヒゲやシワがある人物で、精密な写真が現存している明治以降の偉人を選ぶことで偽造されにくくなっているのです。

技術の進歩で、最近はヒゲやシワのない女性の偉人も再現できるようになったのだとか。そのおかげで今後は女性の偉人も増える可能性が出てきますよね。そろそろ次の新札が出る？というタイミングでは、誰が肖像画になるのかでますます盛り上がりそうです！

作画：峯鳥子（@minetoriko）

参考：国立印刷局「お札に関するよくあるご質問」

※ストーリーはフィクションです。