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大人が意外と解けない算数「11÷6」簡単な形で表すと?

  • 2024.9.6
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みなさんは足し算、引き算、掛け算、割り算の中で一番得意な計算はどれですか? 九九の範囲内ならば掛け算が一番簡単という方も多いかもしれませんが、桁数が少ない場合は足し算も計算しやすいですね。

一方で、一番難しいと感じる方が多い計算は、割り算ではないでしょうか。

しかし、実は今回の割り算の問題はあることを知っていると、どの計算よりも簡単に計算できるのです。簡単に計算するためのポイントを解説しますので、すぐに答えをもとめられるようになりましょう!

問題

次の割り算を簡単にしなさい。
11÷6

これを割り算として計算すると、割り切れないため小数が続いてしまいます。

解説

この問題の答えは「11/6」です。

割り算の問題のはずなのに、分数が登場しました。割り算と分数の関係について、振り返りましょう。

<割り算と分数の関係>
○÷△=○/△
※△は0でない数とする。

早速、この関係を利用して問題の割り算を簡単にしていきましょう。

割る数と割られる数のどちらが分母でどちらが分子になるのかに注目して、間違えないように気をつけましょう。

11÷6
=11/6

これでスッキリとした分数の形に表すことができました。

実際に「11÷6」を電卓で計算してみると、1.8333・・・と無限に3が循環する循環小数というものが出てきてしまいます。

これでは、この計算自体は完了したとしても別の計算に転用しにくかったり、続きの計算があったときに計算しにくかったりと不都合が生じてしまう可能性があります。分数の形だと比較的扱いやすいので、応用がききやすくなります。

まとめ

今回ご紹介した計算方法は、計算スピードを上げるコツではありませんでしたが、答えの形式は一つではないことを知っていただけたのではないでしょうか。

もちろん、今回の方法は問題文で答えの形式を指定されているときは活用できませんが、とくに答えの形式に指定がない場合は、このようなもとめ方があることを知っておくと便利ですね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。


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