【ゾッ…】トラウマ級の怖さ『地獄先生ぬ～べ～』の不気味シーン振り返り「寝る前に思い出したら最悪」「今でも震える」

アニメや漫画、1週間のトピックスをテーマにゲストたちが語りつくすアニメ・ポップカルチャー情報番組『SHIBUYA ANIME BASE（シブアニ）』。#15の放送回では、2025年に新アニメ化が決定したオカルトコミック『地獄先生ぬ～べ～』のトラウマ回について語る「ぬ～べ～トラウマコレクション」にてXに投稿されたポストを紹介しながらスタジオメンバーが当時を振り返り、令和に新しくアニメ化する本作への期待を膨らませた。

大人になっても忘れられないトラウマ級の怖さ

原作・真倉翔氏、漫画・岡野剛氏による漫画『地獄先生ぬ～べ～』は、1993年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて連載された学園ヒーローアクション作品。鬼の手を持つ霊能力教師・鵺野鳴介（ぬえのめいすけ）こと通称「ぬ～べ～」が怪奇現象と戦う。シリーズ累計発行部数は2900万部を記録しており、1996年にもアニメ化されている。

 

「ぬ～べ～トラウマコレクション」にてまずピックアップされたのは、第129話の「ブキミちゃんの巻」。夢の中に現れてハーモニカ探しを強要され、道を間違えれば夢の中で殺されてしまうという理不尽な恐怖を感じさせるエピソードだ。

この回に対しXでは、「怖すぎてホチキスで閉じて絶対読めないようにしてたんだけど、そのせいでブックオフで売れず、ブキミちゃん（15巻）だけがまだ実家の本棚にいる」というポストが。手放せなくなってしまった15巻はまるで呪いのようであり、実家に帰るたびにブキミちゃんを思い出しそうだ。

悪魔のような表情を浮かべ、道を間違えてしまったであろう人をぐにゃりと頭から真っ二つに引き裂こうとするブキミちゃん。スタジオメンバーからは「ルートを必死に覚えた」「間違えられない恐怖がある」と声があがった。

今でもルートを覚えているシブアニの番組スタッフがいることからも、大人になっても忘れられない恐怖が心に植えつけられているのがわかる。

また、第60話の「赤いチャンチャンコの巻」もトラウマ回に選ばれた。「赤いチャンチャンコ着せましょか……」と言いながら、首をカッターで切って自殺した少女の悪霊が襲ってくる。Xでは「トラウマであのページだけは封印してた」との投稿が。

少女が着ている赤いチャンチャンコの正体は、切った首からあふれ出した血。真っ赤に染まるほど勢いよく吹き出す血を想像してしまう。「とにかくビジュアルが怖すぎる」と多くの人をゾッとさせた。

赤いチャンチャンコの少女が登場するコマを見たスタジオメンバーからは「こわっ！！」「絵柄おそろしい」と悲鳴が。加えて作中で時折見せるお色気要素も振り返り、セクシーとバイオレンスが共存している本作の面白さを語りながら盛り上がった。

『地獄先生ぬ～べ～』の恐怖シーンに関して実際にXで検索してみると、「寝る前に思い出したら最悪」「今でもみたら震える」などの声があがっており、共感できる視聴者も多そうだ。

令和にどこまで描ける？際どい描写

『地獄先生ぬ～べ～』の新アニメ化にあたり、ティザービジュアルとPV第1弾が公開された。PVではチャイムが鳴り響く薄暗い学校の廊下や水晶玉、そしてぬ～べ～の象徴である「鬼の手」が映し出されており、背筋が凍るような不気味な仕上がりになっている。

コメディ回も数多くありながら、今の時代に放送できるのか？と不安になるような際どいシーンもある本作。しかし、作品の持ち味であるトラウマ級の怖さはそのままに表現してほしいと願う。

新アニメ化に対して真倉翔氏は「ファンの皆様、全く新しい構成と変わらぬ魅力がたっぷりのぬ～べ～に大いに期待してください」とコメントを発表。令和のアニメ技術と演出でさらにパワーアップした『地獄先生ぬ～べ～』が観られそうな予感だ。

当時の空気感を損なわないようにしつつ、現代のアニメに観慣れた視聴者を満足させる作品づくりが求められる新アニメ化。規制の恐怖もあるなかで、約30年前に放送された『地獄先生ぬ～べ～』を“2025年版”としてどのように描くのか。そして、昔からのファンだけではなく新規視聴者の心も掴めるのかが見どころになってきそうだ。

SHIBUYA ANIME BASE #15
［出演者］メインMC：ハライチ・岩井勇気 サブMC：徳井青空 ゲスト：ショーゴ（東京ホテイソン）、三品瑠香（わーすた）
［番組URL］https://abema.tv/video/episode/218-706_s1_p15
（C）AbemaTV,Inc.

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ライター：まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムや映画の作品評、漫画のレビューを手がける。X：@kaku_magari