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「キャスティングすごい」「朝ドラ史に残る」NHK『虎に翼』にトランスジェンダー公表の歌手が初登場でネット反響

  • 2024.8.21

『虎に翼』は、2024年4月1日から放送されているNHKの連続テレビ小説です。このドラマは、日本で初めて女性として弁護士、判事、裁判所長を務めた三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリーです。

今回は、8月21日(水)放送『虎に翼』第21週「貞女は二夫に見えず?(103)」から、話題となったシーンをSNSの声とともにご紹介いたします。

・​​第21週「貞女は二夫に見えず?(103)」のあらすじ

星家にやってきた寅子(伊藤沙莉)と優未(毎田暖乃)。団らんの食事が進む中、航一(岡田将生)は家族にある提案をします。しかし、航一の継母・百合(余貴美子)は大反対。航一の長男・朋一(井上祐貴)、長女・のどか(尾碕真花)はそれでも構わないと言いますが――。そんな中、轟(戸塚純貴)の提案で、寅子は優未と航一と、轟の仲間たちの集まりに参加することになります。そこで初登場した人物が話題となりました。(出典:NHK連続テレビ小説「虎に翼」公式ホームページ)

・第21週「貞女は二夫に見えず?(103)」の視聴者が注目したシーンとは?

8月21日(水)放送『虎に翼』第21週「貞女は二夫に見えず?(103)」で話題となったのは、どんなシーンだったのか?

それは、性転換手術を受けたバーのママ・山田として、中村中が初登場したシーンです。

紹介された山田は寅子たちに「よねさんと名字がお揃いなの」と茶目っ気たっぷりに話します。続けて、「私は男の体で生まれたけど女の体になるように、性転換の手術を受けました」と笑顔で自己紹介するのです。

性転換をした人と初めて出会った優未は「私知らなかった。手術すれば男の人から女の人になれるんだね」と話しかけると山田は「私は自分で望んで手術を受けた。今の自分が好きよ。でも、頑張ったり理由を考えたり説明したりしなきゃ自分が認められないことがずっと苦しいの」と胸中を語ります。

山田を演じる中村中は2007年に『第58回NHK紅白歌合戦』に出場したシンガーソングライターで俳優としても活躍。男児として生まれ、女性として生きているトランスジェンダーであることを公表しています。

・SNSでの声

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(C)SANKEI

放送後、SNSには「中村中さん」「性転換手術」がトレンド入り。中村中がトランスジェンダーの役を演じているリアリティや劇中で描かれている1950年当時すでに性転換手術が日本で行われていた事実に衝撃を受ける視聴者もいるようです。

「キャスティングすごい!」
「ゲイカップル2組とみんなで想いを語り合うて、朝ドラ史に残るわ」
「この当時に性転換手術受けてるって凄いなぁ」

また脚本を務める吉田恵里香は、自身のSNSで「セクシャルマイノリティーの方々も夫婦別姓を望む人も今の時代にポッと生まれたわけじゃありません。昔から存在したのです。多くの問題が解決されぬまま今の時代まで続いていることが大問題なのです」(一部抜粋)と綴っています。

・まとめ

今回は第21週「貞女は二夫に見えず?(103)」で話題となったシーンについてご紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?

物語の本筋では、航一が寅子に婚姻届を出す結婚をやめようと提案しました。寅子と航一の夫婦の形はどうなっていくのでしょうか?