行列で…男「先に並んでた証拠あんのかよ」→前に並んでた『法学生』の“切り返し”に、拍手喝采のワケ

チケットを購入する際、行列に並ぶことがありますよね。その際に割り込まれた経験はありませんか？長い時間をかけて並んでいるにも関わらず、割り込まれると嫌な気持ちになるのではないでしょうか。

実は、割り込みは法律違反になる可能性があるのです。どのように法律で決められているのか、詳しい内容について、軽犯罪法第一条十三号を元に紹介します。

チケットの列に並んでいると…。

チケットを購入するために列に並んでいた男性。「どけっ」という声とともにぶつかられ、列を割り込まれてしまいました。「何だこの人…堂々と割り込んで」と困った様子の男性は「あの、並んでるんですけど」と伝えます。しかし、割り込んだ本人は「うるせぇ 先に並んでた証拠あんのかよ」と取り合いません。

「証拠がねーなら話になんねーな」と笑われ困っていると、そこに「私、見てましたよ」と言う人の声が。前に並ぶ法学生が「ちなみに行列への割り込みは軽犯罪法の第1条13号に違反してますからね」と伝えると割り込んだ男性はタジタジになり、去っていきました。法律の重要さがわかるエピソードですね。

割り込みについて、軽犯罪法第一条十三号では以下のように解説されています。

十三 公共の場所において多数の人に対して著しく粗野若しくは乱暴な言動で迷惑をかけ、又は威勢を示して汽車、電車、乗合自動車、船舶その他の公共の乗物、演劇その他の催し若しくは割当物資の配給を待ち、若しくはこれらの乗物若しくは催しの切符を買い、若しくは割当物資の配給に関する証票を得るため待つている公衆の列に割り込み、若しくはその列を乱した者
出典：軽犯罪法第一条十三号

正しい法律の知識を身につけていると、嫌な思いや危険な目にあったときに自分の身を守れるかもしれません。強引な割り込みをする人が減って欲しいものですね。

作画：青木ぼんろ（@aobonro）