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大人が意外と間違える数学「−8+(−8)×(−8)」→正しく計算できる?

  • 2024.9.5
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今回は、一種類の数だけで構成された計算問題を出題します。

この計算問題では、足し算と掛け算が使われていますが、計算する順序が重要になってきます。

大人になってから計算問題に取り組む機会が減ってしまった今こそ、学生のころに習った問題に取り組んでみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
−8+(−8)×(−8)

足し算と掛け算のどちらを先に計算するべきだったでしょうか。

解説

この問題の答えは「56」です。

まずは、計算順序を復習しましょう。

<計算順序>
・まずは掛け算と割り算の計算から行う
・次に足し算と引き算の計算を行う

左から計算してしまいそうになりますが、計算順序を把握していれば正しく計算することができます。

つまり、今回の問題では(−8)×(−8)を先に計算する必要がありますね。

ここで、マイナスどうしの掛け算を計算する必要がでてきました。

<マイナスを含む掛け算のポイント>
・マイナスが偶数個なら答えはプラス
・マイナスが奇数個なら答えもマイナス

このポイントに従うと、(−8)×(−8)の答えは、マイナスが2個で偶数個あるので、プラスになることが分かります。

そのため、

(−8)×(−8)
=64

ですね。

これで、残りの計算は、

−8+(−8)×(−8)
=−8+64
=64−8
=56

と計算することができました。もしも、計算順序を間違えたままだと

−8+(−8)×(−8)
=−16×(−8)
=128

となるので、答えが大きく変わってしまいます。

まとめ

計算順序を間違えれば答えも大きく変わってしまうため、その重要さが伝わってきますね。

足し算と掛け算が計算問題に含まれる場合、掛け算から計算することや、マイナスの掛け算の注意点に気を付けながら、計算問題と向き合っていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):うおうお
数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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