今回は多くの中学生を苦しめてきたマイナスの掛け算と割り算からの出題です。
皆さんは答えがプラスになるのかマイナスになるのか迷った経験はありませんか?
特に掛け算と割り算だと、この答えの符号問題が多く発生してしまいます。
数字は合っているのに符号だけ間違えてしまうという勿体無いミスを減らすために今一度、しっかりと見直しておきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(-4)×(-2)÷(-8)
マイナスの個数に注目してくださいね。
解説
この問題の答えは「-1」です。早速、符号で間違えないようにするためのポイントを復習しましょう。
マイナスの掛け算・割り算の符号の決め方
・使用されているマイナスの数が偶数個のとき、答えはプラスになる。
・使用されているマイナスの数が奇数個のとき、答えはマイナスになる。
符号によるミスが多い場合は、先に符号だけを決めてしまって、後から数字部分を計算で求める方法が有効です。
今回の問題では、使用されているマイナスは三個、つまり奇数個ですので答えの符号はマイナスであることが決定しました。
このあとに数字部分を求めていかなければなりませんが、答えの符号は決定したので、これからの計算では一旦、符号はすべて無視してしまって問題ありません。なので4×2÷8を計算します。
4×2÷8
=8÷8
=1
数字部分だけなら難なく計算することが出来ますね。あとは、先ほど求めた符号と合わせて「-1」を答えとします。
この方法以外で答えを求めるとすると、(-4)×(-2)を先に計算してからその答えと(-8)で割り算をする順番通りの計算方法もあります。
(-4)×(-2)
=8
マイナス×マイナス=プラスですからここまでの計算は合っていますね。では次に進と8÷(-8)です。
8÷(-8)
=-1
数字が同じ8なので割り算をすると1になるのはとても計算がしやすいですね。答えは「-1」になります。
まとめ
どちらの計算方法でもマイナスのルールは変わらず重要なものになります。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
負の数の計算にもう一問挑戦!