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意外と正解者が少ないかも?!「−3+(−3)+(−3)+(−3)」→秒で解ける?

  • 2024.7.14
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同じ数字が並んでいる計算問題は解きやすく感じるでしょうか?

それとも、ごちゃごちゃしていてややこしいように見えますか?

今回は、「−3」がずらっと並んだ問題に挑戦します。

負の数の足し算が登場しますが……あなたは正しく解けるでしょうか。

問題

次の計算しなさい。
−3+(−3)+(−3)+(−3)

解答

正解は、「−12」です。

マイナスの扱いを間違えずに正しい答えにたどり着けたでしょうか。

途中でちょっと迷ってしまった人、どうしてこの数字が正解になるのか分からない人は、次の「ポイント」で計算方法を確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、負の数の足し算です。

冒頭の−3以外は、+(−3)が繰り返されています。+と−が隣接しているので、ちょっと混乱しそうな部分ですね。

しかし、難しく考える必要はありません。

+(負の数)、つまり負の数の足し算はマイナスの符号を取った数の引き算と同じだからです。

これは、ゲームで敵に遭遇したときのことをイメージすると分かりやすいです。敵からダメージ(−)が加えられる(+)と体力ゲージは減ってしまいますよね。

「マイナスのものがプラスされると、全体にとってはマイナスの影響がある」と覚えましょう。

問題に戻って考えてみると、+(−3)は−3と同じなので、式は次のように書き換えができます。

−3+(−3)+(−3)+(−3)
=−3−3−3−3

そのまま左から計算を続けていきましょう。

−3−3−3−3
=−6−3−3
=−9−3
=−12

正解の数値と一致しましたね。

なお、「−3+(−3)+(−3)+(−3)」は「同じ−3が四つある」状態なので、次のように掛け算で表すこともできます。

−3+(−3)+(−3)+(−3)
=−3×4
=−12

まとめ

今回は、「−3」がたくさん出てくる問題に挑戦しました。

ポイントである「負の数の足し算」の手順を間違えず、正解にたどり着けたでしょうか。

今回は同じ数字が繰り返されていたので、掛け算を使って答えを出すこともできました。

他にも同じ数字を使った問題に挑戦して、様々な計算を楽しんでみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


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