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簡単だけど意外と間違える?!「5.2÷4」→秒で解ける?

  • 2024.7.30
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割り算の中でも、小数が入ってくると途端に正答率が低くなります。

しかし、ポイントさえつかめば、小数を含んだ割り算も間違えずに計算できます。

この記事を読んで、小数の割り算の計算方法を確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
5.2÷4

「小数÷整数」の計算です。

ポイントは、小数点をどのように扱うかということです。

解説

今回の問題の答えは「1.3」です。

次のように考えて解くことができます。

(1)割られる数「5.2」を10倍して「52」と考える
(2)52÷4=13
(3)10倍した数を元に戻すために、(2)の答えを10分の1にする(13→1.3)

「5.2÷4」ではなく「52÷4」であれば、整数の割り算として計算することが可能です。

ただし「52÷4」の答えは、「5.2÷4」の答えとは異なります。

割られる数を10倍しているので、答えも10倍されたものになっています。

そこで、元の計算式の答えに戻すために、10分の1にする必要があります。

したがって、「1.3」が答えとなります。

筆算で計算する際も、同様の考え方を使っています。

実際の問題は「5.2÷4」ですが、「52÷4」として考えて、最後に小数点の位置を揃えるようにします。

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まとめ

小数の割り算は、小数点をどのようにすればいいのか分からなくなることがあるかもしれません。

割る数と割られる数の大小関係などを意識すると、間違いは少なくなりますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


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