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意外と答えられない大人が多い?!「秒速5mを時速に直すと?」

  • 2024.7.24
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速さの問題は小学校で学習をしますが、苦手な方も多いのではないでしょうか。

難しく感じる理由の一つが「単位換算」を正しく理解できていないからです。

ここでは、速さの単位換算について確認をしてみましょう。

問題

秒速5mは、時速何kmですか。

秒速から時速へ変換する問題です。

正しく計算することができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「時速18km」です。

どのように考えるのか、順に解説をしていきます。

まず、「秒速◯m」というのは「1秒間で◯m進む速さ」を表しています。

同様に、「時速◯km」というのは「1時間で◯km進む速さ」です。

つまり、「秒速5m」を時速に変換するには、「1秒で5m進む速さで、1時間では何km進めるのか」を考えればよいということになります。

1時間=60分
1分=60秒

よって、「1時間=3600秒」です。(60×60=3600)

したがって、1時間(3600秒)で進む距離は

5×3600=18000

これはまだ答えではありません。

これは、1時間で18000m進むということを意味しています。

次にメートルからキロメートルに単位変換しましょう。

1km=1000m

上記を用いると、「18000m = 18km」と分かります。

以上より、「秒速5m」の速さで1時間進むと18km進むことができます。

よって、「時速18km」が答えです。

速さの単位変換では「時間」と「距離」の二つの単位について考えなければいけません。

まとめ

速さの単位換算は、苦手な方が多いかもしれません。

しかし、算数・数学の問題だけでなく、日常生活にも結びついた考え方となっています。

忘れていた方はぜひ復習をしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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