おいしくて、栄養価も高いバナナ。毎日の朝食やおやつ用に、たくさん買って常備しているという方も多いのではないでしょうか。でも、バナナって意外と傷みやすいんですよね…。
毎日ちょっとずつ買い足すのはめんどう!だったら、より長持ちする方法でバナナを保存しませんか?
今回は、通常どおり保存したものと、長持ちする方法で保存したものの2種類を用意し、どれくらい違いがあるのか比較検証してみました。毎日バナナを食べているご家庭は要チェックですよ。
実は傷みやすいバナナ
房ごと買うことも多いバナナ。毎日1本ずつ食べても、全部消費しきるのに数日はかかってしまいます。その間に皮は黒ずみ、中身は先の方からグズグズに…。
バナナが傷みやすい大きな原因は、バナナから出るエチレンガスが追熟を促すからだといわれています。バナナ同士が隣り合っていると、追熟がいっそう進んでしまうので、房のまま保存するのはおすすめできません。
そのため、“房から切り離して1本ずつ保存する”のが基本のポイント。
今回はさらにもう1点、バナナが傷みにくくなるポイントをご紹介!注目したいのは、保存する場所です。実は、バナナは「常温」よりも「冷蔵庫の野菜室」で保存する方が長持ちするんですよ。
今回は、実際に常温と冷蔵で5日間バナナを保存し、傷み具合を比較検証してみました!
検証開始
常温で5日間保存したバナナがこちら。
皮に出ている黒い斑点は、シュガースポットと呼ばれ、バナナの成熟度を表します。シュガースポットが多いほど甘く熟している証拠です。見た目はちょうどよく熟れているように見えますね。
一方、冷蔵庫の野菜室で5日間保存したバナナがこちら。全体的に皮が茶色くなっていて、常温で保存したものよりも傷んでいるように見えます。これは、食べても大丈夫なのでしょうか…?
皮をむいてびっくり!
常温で5日間保存したバナナの皮をむいてみました。
実の先端部分が完全に熟し、グズグズに…。実の色も全体的に黄色っぽく見えますね。皮もハリがなく、モロモロと簡単に崩れてしまいます。室温が高かった影響もあるのか、けっこう傷んでしまいました。
冷蔵庫の野菜室で5日間保存したバナナの皮をむいてみると、びっくり!
常温で保存していたバナナよりも実が全体的に白っぽく、皮もハリがあります。先端も熟しすぎておらず、おいしそうです。
並べて比較してみましょう。左が常温保存、右が冷蔵庫の野菜室で保存したものです。
こうして見ると、傷み具合は一目瞭然。皮の色を見たときは少し不安になりましたが、やはり冷蔵庫の野菜室で保存するほうが傷みにくいという結果になりました。
バナナを長持ちさせたいなら、試してみて!
バナナを長持ちさせる保存方法をご紹介しました。ポイントは「房から切り離して、1本ずつ保存すること」と「冷蔵庫の野菜室で保存すること」の2点。気温が上がってくるこれからの時期に、知ってよかった…!
ふだんからバナナを常備している方は、今回ご紹介した方法を取り入れて、ぜひ毎日おいしい状態のバナナを楽しんでくださいね。
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