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大人が意外と忘れている数学「7−2+3/4×3/7」→正しく解ける?

  • 2024.6.24
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今回の問題は、単純な計算だと思って油断していると意外に難しく感じてしまうかもしれません。

というのも、足し算、引き算、掛け算が混ざっているうえに分数まで登場しているのです。

分数が登場すると、問題の難易度が一気に上がる感じがしますよね。

現役小学生のようにスラスラと解けるように、ポイントをおさらいしておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
7−2+3/4×3/7

ポイントは計算する順番と分数の掛け算のやり方です。

解説

この問題の答えは「149/28」です。

間違えないように計算の順番から確認していきましょう。

まずはこの問題の全体を見通してみると、足し算、引き算、掛け算で構成されていることが分かります。その場合は計算する順番が決まっていました。

計算する順番
1.掛け算
2.足し算・引き算
※もし割り算があった場合は、掛け算と同じタイミングで計算する

つまり、左から順に計算するのではなく、分数の掛け算を先に計算しなければいけないということですね。では、分数の掛け算はどのように計算すればよかったでしょうか。

分数の掛け算のやり方
・分母・分子同士をそれぞれ掛け合わせる
※約分できるときは必ず約分する

このやり方に従って計算してみましょう。

3/4×3/7
=9/28

約分できないので、分数の掛け算部分はこれで完了です。

あとは足し算と引き算ですので、左から順番に計算していけば正しい答えにたどり着けます。

7−2+3/4×3/7
=7−2+9/28
=5+9/28
=140/28+9/28
=149/28

これも約分できないので、計算は完了です。

最後に分数の足し算をしていますが、分母同士まで足し合わせてしまわないように注意しましょう。

まとめ

分数の計算は掛け算と足し算で分母の処理の仕方が大きく異なります。

間違えないようにするために定期的に復習しておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集:うおうお  数学の教員免許を活かし、個別指導・集団指導の学習塾で主に数学の講師として小学生から高校生までを指導。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。日々、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深掘りし楽しく伝えている。

監修:株式会社カルチャー・プロ(公式HP / インスタグラム

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「誠実なモノづくり」を信条とし、高い専門性を有する編集者が幼児から大人向けまで幅広い年代に向けての学習教材を制作する編集プロダクション。家庭や学校、塾などで日々使われている教材だけでなく各種テストや教養系の一般書などを制作。社会や教育を取り囲む環境の変化に対応するため、新しい技術にも着目し、教育業界の未来も模索しながら、下支えしている会社。社内はフラットに意見が言い合える雰囲気で、パートナー、クライアントからの信頼も厚い。


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