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大人が意外と忘れてる算数「5/12×3/10×8/15」→どのように計算する?

  • 2024.6.16
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分数の計算においても、「掛け算・割り算を優先」といった計算法則は同じです。

ただし、分数の場合には他にも注意すべきポイントがあります。

今回はその中でも、「分数同士の掛け算」の計算方法を確認してみましょう!

問題

次の計算をしなさい。
5/12×3/10×8/15

三つの分数を掛け算します。

注意すべきポイントは約分です。

解説

今回の問題の答えは「1/15」です。

途中の計算式は次のようになります。

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分数同士の掛け算の場合、分母は分母だけで掛け算、分子は分子だけで掛け算をします。

分子:5×3×8
分母:12×10×15

ここで、このまま掛け算をして「120/1800」とすることも可能です。

しかし、数字が大きくなってしまい、この後の約分も必要です。

そこで、
分子:5×3×8
分母:12×10×15
の状態で約分を考えましょう。

上図では、次のように約分をしています。

*約分解説
分子:3、分母:12は、ともに3で割れる。(分子:1、分母:4になる)
分子:5、分母:10は、ともに5で割れる。(分子:1、分母:2になる)
分子:8、分母:4×2は、ともに8で割れる。(分子:1、分母:1になる)

(※約分する順序や組み合わせは解説の通りでなくても構いません。)

すると、残った数は以下の通りです。

分子:1×1×1
分母:1×1×15

したがって、答えは「1/15」です。

このように、掛け算をする前に約分を考えると、計算ミスも少なくなりますね!

まとめ

一見すると難しそうな「分数の掛け算」ですが、約分を先にすることで簡単に計算ができました。

他の記事でも、分数の計算の問題を紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文・編集(監修):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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