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大人が意外と忘れている算数「5×6+3×0÷2−5」→正しく計算できる?

  • 2024.6.22
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計算式の中に「0」が含まれていると、計算が簡単になるから嬉しいと感じたことがあるのではないでしょうか。

今回は、「0」を含む計算問題に挑戦し、正しく理解できているかを確認しましょう。

問題

次の計算をしなさい。
5×6+3×0÷2−5

ポイントは計算の順序です。

どのような順で計算するか気をつけましょう。

解説

今回の問題の答えは「25」です。

途中の計算式は次のようになります。

5×6+3×0÷2−5
=30+0−5
=25

四則演算が混ざった計算は、次の順に計算しなければなりません。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

今回の問題では、「5×6」「3×0÷2」がそれぞれ優先して計算する部分です。

「5×6」はもちろん「30」ですね。

「3×0÷2」の計算結果は「0」になります。

3×0=0
0÷2=0

上記のように、「0の掛け算」「0を割る計算」はどちらも「0」が答えになります。

掛け算・割り算を優先して計算すると、残りの式は「30+0−5」です。

したがって、今回の問題の答えは「25」となります。

今回のような四則演算が混ざった計算では、優先して計算すべき部分にカッコをつけると、より分かりやすくなることがあります。

(5×6)+(3×0÷2)−5

カッコをつけても計算の順序は変わっていません。

「3×0÷2」の部分が強調され、この部分が「0」であることに気が付けば、実質計算するのは「(5×6)−5」だけであることが分かりやすくなりました。

このように式全体を見て、不要な部分を先に考えると、簡単に計算が可能になりますね。

まとめ

「0を含む計算」は、途中式が簡単になることがあります。

どの部分がひとまとめにできるのか、間違えないように注意しましょう。

そのために、あえてカッコをつけてみるというのはお勧めです!

※当メディアでご紹介する数学関連の記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまで一例としてのご紹介に留まることをご了承ください。


文・編集:SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

監修:堀口智之(ほりぐち ともゆき)

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和から株式会社代表取締役
大人のための数学教室「和」(なごみ) 創業者
大人の数トレ教室 代表
一般社団法人ビジネス数学協会 理事

2010年に、日本で初めて「社会人専門の数学教室」を創業。講師40名、累計受講者20,000人を超えるほどに成長。日本最大級数学イベント「ロマンティック数学ナイト」の企画・創設。延べ10万人以上が参加。2022年に、youtube「大人の数トレチャンネル」を本格稼働を開始。約1年でチャンネル登録者数4万人を超えるまで成長。


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