体積を求める際には「cm3」や「m3」といった単位が登場します。
小学生が学習する内容ですが、普段使う機会は多くありません。
今回は、直方体の体積について思い出してみましょう。
問題
問題
縦100cm、横150cm、高さ200cmの直方体の体積は何m3ですか。
この問題のポイントは、縦-横-高さの長さがcmで表されている直方体の体積をm3に直す必要があることです。
解説
答えは、「3m3」。
この問題の答えは次の式で求められます。
1m×1.5m×2m=3m3
ポイント
この問題のポイントは、cm(センチメートル)で表された長さをすべてm(メートル)に直してから計算することです。
1m=100cmなので、縦100cm、横150cm、高さ200cmの直方体の長さはそれぞれ縦1m、横1.5m、高さ2mと表すことができます。
そして、その数値を使って体積を求めると、1m×1.5m×2m=3m3となるのです。
また、もう一つの考え方としては一度cm3(立方センチメートル)を求めてから、m3(立方メートル)に直す方法があります。
図のように、1m3は1m×1m×1mの立方体の体積ですが、これは1mが100cmであることから100cm×100cm×100cm=1000000cmと表すことができます。
今回の問題の体積は、100cm×150cm×200cm=3000000cm3=3m3と求められます。
まとめ
今回は直方体の体積を求める問題をご紹介しました。
長さがcmで表された直方体の体積も今回ご紹介した方法を使えば、m3で表すことができます。
このほかにもいろいろな単位を日常でも目にします。
様々な単位について学習をして知見を広げてみてはいかがでしょうか。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文・監修:篠原尚斗
兵庫いぶき塾の塾長。これまで15年以上、学習塾で教務部長や教室長として小学生から高校生まで算数・数学の指導を行っている。兵庫県の中学生のための学習情報サイト“いぶきwebスクール”を運営中。
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