1. トップ
  2. 「歴代最強だと思う巨人のアーチスト」ランキング!3位「岡本和真」、2位「王貞治」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

「歴代最強だと思う巨人のアーチスト」ランキング!3位「岡本和真」、2位「王貞治」を抑えた1位は?【プロ野球ファン100人に聞いた】

  • 2024.5.20
undefined
写真:PIXTA

100m、打者によっては150m近くも飛ばすホームランに私たちは何度心を奪われてきたでしょう。

力みなぎる体格から繰り出されるスイングの速さ、打球が空中を飛ぶ間にその行方を追う数々の目、スタンドインした瞬間に沸き立つ歓声などホームランは野球の中でも特別な演出。ファンが最も喜ぶプレーであり、チームにも勝利と勇気を与えてくれます。

球界の盟主といわれる読売ジャイアンツもこれまでホームランバッターを数多く輩出してきた球団の一つ。例年攻撃力の高い打線をつくるチームですが、中軸は12球団の中でも屈指の破壊力を誇ります。

そんな迫力ある読売ジャイアンツの打者たちですが、今回TRILLスポーツでは全国のプロ野球ファン100人に「歴代最強だと思う読売ジャイアンツのアーチスト』のアンケートを実施。その結果を本記事にまとめました。なお、"最強"の定義は記録や数字ではなく、投票に委ねていることをお含みおきください。

それでは、見事トップ3にランクインした選手たちを早速ご紹介します。

【第3位】岡本和真(10票)

第3位にランクインしたのは岡本和真選手です。

名門の読売ジャイアンツで近年は不動の4番打者。昨年から第20代主将としてチームを牽引する右の和製大砲です。

高校時代から長打力には定評のある選手で、3年春のセンバツ初戦では2本塁打を放つ活躍を見せています。2014年のドラフト会議で読売ジャイアンツから単独1位指名を受けますが、当初は一軍での出番は少なく、二軍でみっちりと鍛えられる時期が続きました。

転機が訪れたのは入団4年目。2年連続で開幕スタメンに名を連ねると、6月の交流戦ではチームの第89代4番打者となります。最終的には全143試合に出場し、打率.309、33本塁打、100打点と堂々の成績。22歳3か月での3割30本100打点達成は、それまで東京ヤクルトスワローズの山田哲人選手が持っていた23歳2か月を更新する史上最年少記録でした。

翌年は開幕戦から4番に座ると、以後毎年のようにホームランを量産。2020年に31本、2021年は39本、2023年には自己最多となる41本を放ち、3度の本塁打王に輝きました。また、2018年から6年連続30本塁打以上も継続中です。

今季も5月12日までにホームラン8本とまずまずのペース。仮に昨年を上回る44本を放てば節目となる通算250本塁打に届きますが、近年の実績と勢いからすれば充分に狙える記録です。

WBC日本代表にも選ばれる実力者。2023年9月18日の41号ホームラン時の確信歩きが印象的。生え抜き右打者では40本以上は最多ですし、まだまだ伸び盛りのホームランアーチストだと思います。(42歳・男性)
打球にしっかり角度が付いていて、対空時間の長いホームラン曲線が、まさにアーチストに相応しいと思います。(58歳・男性)
6年連続ホームランが30本以上だから(46歳・男性)

【第2位】王貞治(25票)

undefined
写真:SANKEI

第2位に選ばれたのは「世界の王」こと王貞治選手です。

現在も破られていない通算868本塁打は2位の野村克也選手に211本差をつけるぶっちぎりの歴代首位の記録です。

1959年に早稲田実業高校から読売ジャイアンツに入団。高卒新人ながら背番号「1」を与えられ、ルーキイヤーには7本のホームランを放つなど持ち前の強打を披露します。大きく花開いたのは4年目の1962年。開幕前のキャンプで荒川博打撃コーチから「バックスイングに入る始動が遅い」と指摘を受けたことで打撃フォームの改善を図ります。この時に生まれたのが伝説の「一本足打法」で、軸足のみで立って体の内側に力をためることで速いスイングを可能とする打撃フォームでした。この一本足打法によって打撃が開眼。38本塁打85打点の成績を残し、本塁打王と打点王の二冠を獲得します。

なお、同年からはプロ野球史上最長となる13年連続ホームラン王の偉業も達成。1975年に連続記録は途絶えましたが、翌年から2年連続で50本前後のアーチを放ち、再びタイトルの座に舞い戻る不屈の精神力も見せています。現役時代に50本以上のホームランを放ったシーズンは3度。自己最多の55本をマークした1964年が目を引きますが、残りの2回はいずれも30歳を超えてから達成しており、3度目は37歳の晩年であったことも見逃せません。

入団から20年間ジャイアンツ一筋でプレー。40歳で引退した1980年も30本塁打を放っており、最後までパワフルな打撃を披露しました。通算868本塁打を超える選手は今後なかなか現れないでしょう。

通算868本塁打は今後塗り替えられそうになく、ジャイアンツだけにとどまらず間違いなく歴代で一番のアーチストであることは明白だからです。(33歳・男性)
一本足打法の誕生までに、日本刀を使ったり、畳が擦り切れるほど素振りの練習をして完成させたところ。またその独特のフォームで達成した記録の数々は世界に誇れると思います。(49歳・男性)
世界本塁打記録保持者でこの方以外思い浮かばないです。一本足打法から放たれるホームランはこの先記録は破られないであろう最強だと思うから、(45歳・男性)
これはもう異論はないと思いますが、王貞治さんではないでしょうか。MLBを含めても最多HR記録を持っていますし、そのHRはどれも素晴らしい放物線を描いていたからです。(39歳・男性)

【第1位】松井秀喜(34票)

undefined
写真:SANKEI

読売ジャイアンツが生んだ左打者の最高傑作、松井秀喜選手が堂々の第1位に輝きました。

高校時代から規格外のパワーを持ち、日米通算で507本塁打を放った天性のホームランバッターです。

石川の星稜高校では1年から4番。高校通算60本塁打を誇る怪物として日本中から注目される存在でした。ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団すると、「1000日計画で巨人の4番にする」という方針を打ち出した長嶋茂雄監督から徹底指導を受けます。実際に1000日が過ぎた4年目の1996年には38本塁打99打点と大暴れ。チームの大逆転優勝「メークミラクル」に大きく貢献します。

その後のシーズンも30台中盤~40台前半のホームラン数をコンスタントに並べます。他球団の強打者たちと毎年のようにタイトルを争い、1998年から2002年までは隔年で本塁打王と打点王の両方を獲得しました。特に2002年は凄まじく、本拠地最終戦という節目の試合で自己最多となる第50号のホームランを記録。ストレート一本で真っ向勝負する五十嵐亮太投手(当時ヤクルトスワローズ)との力勝負を制し、反対方向のレフトスタンドへ打球を飛ばしました。

翌年はアメリカに飛び、ニューヨーク・ヤンキースでプレーを開始。日本のボールとの違いに苦しみながらも、2年目の31本塁打を含め20本塁打以上を5回マークします。MLB通算のホームラン数は175本を数えました。

豪快なスイングは球界の中でも群を抜いており、他の一流選手をも唸らせるほどの速さ。中には「爆発音に聞こえた」という選手もいいます。全体的に大きな弧を描くようなホームランは少なく、弾丸ライナーでスタンドへ一直線に突き刺さる打球が目立ちました。

巨人の四番バッターの印象が強く、日本を代表するホームランバッターのため(53歳・男性)
美しい放物線を描くホームランといえば松井秀喜さんだから。(30歳・男性)
高校時代から注目され、日本一注目される球団に入り、4番として長く活躍するのはスゴイ。中でもメジャー挑戦前年の2002年の50発は衝撃的でした。(40歳・男性)
ゴジラの異名で親しまれた松井はまさにゴジラの名にふさわしいホームランを打っていた なによりワールドシリーズでのホームランが印象に残っている(25歳・女性)
大リーグに行く直前のシーズンは打球が上がれば必ずホームランになる印象があった。日本でプレーを続けていれば、必ず歴代5位以内に入る打者だと確信出来る。(55歳・男性)

4位以下の選手とコメント

長嶋茂雄(4票)

ミスタージャイアンツと、言われているほどの、人気を集めている。全盛期には、華麗な流れるような守備と言われ、当時の人に「華麗な」という言葉を使わせるほど、すばらしい動きをしていたらしい。現役引退時のスピーチは、もはや伝説。(31歳・男性)
いまだにそのプレーに魅せられた人たちが語り継いでいるから。プレーを魅せられるのはアーティストだと思う。(47歳・男性)

落合博満(4票)

チャンスに強い四番バッター。ホームランも力強い当たりというより、きれいな打球という印象。(49歳・男性)
投手の投球に応じてレフトスタンドにもライトスタンドにも自由自在にホームランを放つことができていたからです。(45歳・男性)

高橋由伸(4票)

美しく柔らかいスイングでライトスタンドに運んだ打球は、きれいな放物線を描く。(34歳・男性)
バッティング技術とセンスが素晴らしく松井や清原の様な豪快さは無くとも巧みなバットコントロールでスタンドまで軽々もっていく様がまさしくアーチストにふさわしいと思うから。(45歳・男性)

結果はこちら

undefined
undefined
TRILL作成

通算本塁打、通算打点、通算長打率など、多くの項目でNPB歴代最多記録を持つ王貞治選手ですが、回答者の実に7割近くが30~40代であったこともあり、その世代が10~20代の頃に活躍した松井秀喜選手が第1位に輝きました。星稜高校時代から「怪物」として注目を浴び、ジャイアンツでは長嶋茂雄監督のもとチームの主軸に定着。「ゴジラ」と呼ばれたその風貌やメジャーで活躍したインパクトの大きさでファンから最も支持を集めました。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:100

※記載している回答は原文ママ

※2024年5月1日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※敬称は「選手」で統一しています。

の記事をもっとみる