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「歴代最強だと思う巨人の“ドラフト1位”選手」ランキング!3位「坂本勇人」、2位「上原浩治」を抑えた1位は?【プロ野球ファン121人に聞いた】

  • 2024.5.13
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出典:PIXTA

毎年、100人以上もの野球人がプロの世界へ身を投じますが、この6文字の称号を得られるのはその中でもたった12人です。「即戦力」「将来性」のどちらを取るかはチーム状況やドラフトの豊作具合によって変わりますが、球団からの期待が最も高い選手であることに違いはなく、マスコミや世間からも大きく注目されます。

そんな「ドライチ」たちですが、中でも読売ジャイアンツの1位ともなれば注目度はナンバーワン。名門球団だけにファンも多く、これまでに数々の名ドライチを生み出してきた歴史があります。昨年のドラフト会議でも、ジャイアンツからの指名発表の際はやはり独特の緊張感が漂っていました。

そんな注目度が高いジャイアンツのドライチですが、今回TRILLスポーツでは全国のプロ野球ファン121人に「歴代最強だと思う読売ジャイアンツのドラフト1位選手』のアンケートを実施。その結果を本記事にまとめました。なお、"最強"の定義は記録や数字ではなく、投票に委ねていることをお含みおきください。

それでは、見事トップ3にランクインした選手たちを早速ご紹介します。

【第3位】坂本勇人(10票)

第3位は読売ジャイアンツが生んだ内野の「最高傑作」で現在も現役で活躍する坂本勇人選手がランクイン。

2020年に2000本安打、昨年は2000試合出場を達成した球界を代表するショート・ストップです。

光星学院高校(現・八戸学院光星高校)では3年春に甲子園出場。初戦で敗退しますが、自身は5打数3安打1打点と猛打賞を記録しています。当時から攻守にスケールの大きい遊撃手として評価されており、プロ入りが確実視されていました。

しかし、2006年の高校生ドラフトにおいてジャイアンツが1巡目に指名したのは坂本選手ではなく、愛工大名電高校の堂上直倫選手。父と兄もプロ野球選手という血筋に期待がかかり、ジャイアンツはドラゴンズとタイガースを含めた三つ巴の争いに参入します。結果はドラゴンズが交渉権を獲得。くじ運を逃したジャイアンツは外れ1位で坂本選手を指名しました。

興味深いのは両者のプロ入り後の成績。2023年までの間、規定打席に到達したシーズンは堂上選手がわずか1年であるのに対し、坂本選手は15年と明暗がくっきりと分かれました。特に坂本選手は入団2年目から昨年までショートのレギュラーを誰にも譲ることのない無双状態。これまでベストナイン7回ゴールデングラブ賞5回を受賞するなどプロ入り後に大きく飛躍しました。

チーム事情もあり、今季からはポジションをサードに変えていますが、300本塁打二塁打の歴代記録更新に向け挑戦は続きます。

入団してすぐショートを守り、2500本以上のヒットを打った実績があるので、最強のドラ一選手と考えました。(51歳・男性)
この人しかいないと思います ルーキーから今までほとんどのシーズンで活躍して今年もサードにコンバートしてからも巨人の勝利に貢献している 侍ジャパンでもショートとして長く活躍していてもうとにかくすごいです(24歳・女性)
プロ2年目からレギュラーに定着し、2000本安打も早くに達成し、ゴールデングラブ賞も数多く獲得し、巨人の象徴する選手なので。(28歳・男性)
若い頃からチームの中心選手として活躍している。守備の負担が大きいポジションで、攻守ともに球界トップクラスの数字を残す。34歳・男性)

【第2位】上原浩治(12票)

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写真:SANKEI

第2位には、不屈の精神「雑草魂」を胸に読売ジャイアンツのエースに上りつめた上原浩治投手が入りました。

入団1年目から投手タイトルを総ナメにする活躍を見せ、球団史上最多となる7度の開幕投手を務めた歴代屈指の投手です。

浪人生活を経て入学した大阪体育大学で1年からエースの座を掴むと、大学選手権や日米大学野球などの大舞台で好投。4年間かけて着実に力を付け、ドラフト候補に名乗りを上げます。1998年のドラフト会議では、同年に甲子園春夏連覇を達成し、「平成の怪物」と呼ばれた松坂大輔投手の進路に大きな注目が集まっていましたが、そんな中、上原投手はジャイアンツを逆指名。ドラフト前にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスをはじめメジャー3~4球団からの誘いもありましたが、活躍できる自信がなかったことと国籍の違いによる様々な障壁を考慮したうえでNPB入りを決断します。このようにメジャーから高い評価を受ける一方で、日本のマスコミは「ジャイアンツ史上稀にみる地味な1位」と皮肉に似た見出しを載せていました。

しかし、ルーキーイヤーはそんな声を跳ね返す大活躍。日曜日に登板する「サンデー上原」として前半戦から先発ローテーション入りを果たし、最終的には20勝4敗、防御率2.09と圧巻の成績。新人王にくわえ投手タイトル四冠を獲得し、一躍時の人になりました。

2008年には10年越しにメジャーへの挑戦を表明。2013年はワールドシリーズで日本人初の胴上げ投手にもなっています。

一年目からいきなり20勝をして長きに渡り大車輪の活躍をしたから。上原の投球はテンポがよく試合時間が短く済むのも良かった。(58歳・男性)
新人から20勝して、開幕投手を何度も務めているから(42歳・男性)
日本のみならずメジャーでも活躍され成績を残している。成績も通算100勝以上、100HP以上、100S以上という先発、中継ぎ、抑えとしても万能のピッチャーと思います。(47歳・女性)
ドラフト1位で指名された選手は、期待された結果をすぐに出せないこともあるが、上原投手は1年目から沢村賞を獲得したから。(48歳・男性)

【第1位】松井秀喜(53票)

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写真:SANKEI

2位以下を大きく突き放して第1位に輝いたのは平成を代表するスラッガー、「ゴジラ」こと松井秀喜選手です。

現役時代は規格外のパワーとスイングスピードでホームランを量産。日本とアメリカで計20年間プレーを続けた名選手です。

野球を本格的に始めたのが中学生というのは意外ですが、石川県の名門・星稜高校では進学して間もない頃から外野のフェンスを越える打球を放つなど早くから大気の片鱗を見せていました。甲子園には4度出場し、高校通算60本塁打を誇る「怪物」として当時世間の目を釘付けにします。社会問題にまで発展した「5打席連続敬遠」を遂行した明徳義塾高校の馬淵史郎監督は後に「高校生の中にプロの選手が一人だけ混じっていた」と、高校時代の松井選手がいかに凄い存在であったかを表すコメントを残しています。

ドラフトの目玉選手として注目される中、阪神タイガースと中日ドラゴンズ、読売ジャイアンツ、福岡ダイエーホークスの4球団が1位指名を敢行。抽選の結果、長嶋茂雄監督が交渉権を引き当て、ジャイアンツへの入団が決まります。当時のジャイアンツ内には、高速スライダーを武器にバルセロナオリンピックでも活躍した伊藤智仁投手(当ドラフトでヤクルトスワローズに入団)を1位に推す声もありましたが、「この手で育ててみたい」と長嶋監督が熱望したことで松井選手の指名に切り替わったという逸話が残っています。

入団後は長嶋監督の「1000日計画」が順調に進み、4年目に38本塁打をマークしてからはジャイアンツの主砲に成長。2002年には大台となる50本のホームランをマークし、メジャーへプレーの場を移しました。日米通算507本塁打を放った怪物は誰もが忘れることのないドライチです。

巨人のドラフト1位はハズレばかりだが、松井は当たりだった。あれだけ打ってくれれば申し分ない。(56歳・男性)
ジャイアンツやメジャーでの野球選手としての実績だけでなく、人柄も含めて偉大な選手だと思います。(44歳・女性)
日本時代も50本打ってるしメジャーで活躍するほどの成績を残したから(49歳・男性)
入団当時は、サッカーに注目が集まっていて野球やプロ野球の人気が低迷していた頃でしたが、野球人気を取り戻したい!とおっしゃっていて、実際に松井さんが入団した後からプロ野球人気が復活してきたのですごいな!と感じました。プレーも熱いプレーが多く、人柄の良さもよく取り上げられていて、子供達が憧れる選手だったと思います。単に記録だけでなく、野球を通しての姿勢を見せることで野球人気を作った方だと思います。(47歳・女性)
今でも日本を代表するホームランバッターだと思う。メジャーリーグのワールドシリーズMVP。(56歳・男性)

4位以下の選手とコメント

桑田真澄(9票)

外角低めいっぱいへのコントロール、ゴールデングラブ賞を受賞できるほどのフィールディング、甲子園を騒がして注目された中で結果を出すメンタル含めすべて(30歳・男性)

阿部慎之助(6票)

若手の時からキャッチャーとしてチームの柱として活躍し、膝を痛めてからは代打として活躍し、そしてコーチ、監督までなっていて、巨人への愛が感じられるから。(25歳・女性)

斎藤雅樹(5票)

20勝したときは、連続完投(完封)で、凄かった。敵ながらあっぱれ。(53歳・男性)

菅野智之(5票)

読売ジャイアンツにどうしても入りたいという愛のもと入団し、その愛を発揮するように、エースピッチャーになったから。(29歳・女性)

原辰徳(5票)

若大将で4番で活躍し、監督としても大活躍。(57歳・男性)

堀内恒夫(3票)

203勝、沢村賞2回、最優秀選手1回、ベストナイン2回、ダイヤモンドグラブ賞7回は歴代最強ドラフト1位選手です。(66歳・男性)

結果はこちら

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TRILL作成

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TRILL作成

長嶋茂雄選手や、王貞治選手の時代にはドラフトが無く、1965年に第1回ドラフトが開催され、記念すべき巨人の初のドラフト1位は堀内恒夫選手でした。得票数の半数近くが30代、40代の方々だったため、やはり平成に活躍した選手が多く票を集める結果となりました。

1位と2位で差が大きくつく結果となりました。1位の松井秀喜選手と同世代である40代からの票が最も多かった点も目を引きます。なお、ランキング外である4位以下も大物が顔を揃えており、今季からチームの指揮を執る阿部慎之介氏をはじめ原辰徳氏や堀内恒夫氏といった歴代の監督にも票が入っています。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:121

※記載している回答は原文ママ

※2024年5月1日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※敬称は「選手」で統一しています。

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