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【240.1投球回/15勝15敗/214奪三振/防御率3.60】高卒1年目から8年間で通算108勝を挙げ「21世紀初の沢村賞」に輝いた怪物投手

  • 2024.5.22
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【問題】2001年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

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TRILL作成

高校時代に輝かしい成績を残しても、プロ入り後は思うような活躍を見せられない選手は数多くいます。そんななか、高校時代に出色の成績を残し、NPBでも、そしてMLBでも活躍した選手をご存知でしょうか?

今回は、高校時代に「平成の怪物」と称され、MLBでもワールドシリーズ制覇を達成した投手をテーマに、クイズを出題。

イラストの成績がどの投手のものなのか、ぜひ考えてみてください!

ヒント…

・1998年にプロ球団入りしました。

・1年目からシーズン最多勝利を達成。

・2001年シーズンに沢村賞を獲得。

・異名は「平成の怪物」。

正解は…

松坂大輔選手でした!

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写真:SANKEI

こちらは、2001年シーズンの成績です。

横浜高等学校から、1998年にドラフト1位で指名され、西武ライオンズに入団しました。1年目から先発ローテション入りすると、シーズン通算16勝を挙げ、最多勝、ゴールデングラブ賞、ベストナイン、新人王を獲得。2000年シーズンにも14勝を挙げ、2年連続での最多勝と自身初の最多奪三振を獲得しました。

2001年シーズンは15勝を挙げ、高卒新人として史上初となる、3年連続最多勝を獲得。最多奪三振、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も併せて獲得し、21世紀最初の沢村賞にも輝きました。
この年の15勝15敗は、最多勝と最多敗戦の同時記録であり、1995年のキップ・グロス選手以来の記録でした。

デビューから2006年までの8年間で、7度の2桁勝利を挙げる安定した活躍を見せ、2006年シーズンオフに、MLBのボストン・レッドソックスに移籍します。

MLB初年度から15勝、201奪三振を記録。ポストシーズンでは、日本人初となるワールドシリーズ先発を果たすと、見事に勝利を収め、チームのワールドシリーズ優勝に大きく貢献します。2008年シーズンには開幕投手を務め、シーズン通算18勝を挙げました。

その後はケガに悩まされながらも、先発やリリーフとして活躍し、2016年からソフトバンクでプレー。2021年に現役を引退しました。

高卒1年目から活躍し、メジャーに移籍するまでの1999年〜2006年の8年間で、通算108勝と驚異的な勝ち星を積み上げました。

最速150キロ台後半の速球と、高校時代から得意としていたスライダーが武器。また、フィールディングにもすぐれており、MLB移籍前のNPB在籍8年間でゴールデングラブ賞を7度獲得しています。高校時代から、NPB、MLBまで、舞台を変えながら活躍し続けた、「平成の怪物」の名に恥じない、プロ野球史に名を刻む名投手です。


※情報は5月8日時点のものです。

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