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【打率.282/18本塁打/67打点】栗山監督に「センターとしては、今、日本で一番」と言わしめた守備力を誇った名手

  • 2024.5.15

【問題】2013年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

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シングルヒットから、一気に得点圏にランナーを進められる盗塁。盗塁を得意とする選手は、チームの得点チャンスを増やすことができ、チームの勝利に大きく貢献できます。

そんな盗塁王のタイトルを獲得し、ゴールデングラブ賞にも4度輝いた選手をご存知でしょうか?

今回は、盗塁王と4度のゴールデングラブ賞に輝いた、快足外野手をテーマに、クイズを出題。

イラストの成績がどの選手のものなのか、ぜひ考えてみてください!

ヒント…

・2005年にプロ入りしました。

・2013年シーズンに盗塁王を獲得。

・2014年シーズンに25本塁打を放ち、チームのリーグ制覇に貢献。

・台湾出身。

正解は…

陽岱鋼選手でした!

こちらは、2013年シーズンの成績です。

台湾出身選手で、親戚には台湾プロ野球で成功した選手も多く、兄である陽耀勲もかつて福岡ソフトバンクホークスでプレーした経験があり、野球一家として育ちました。自身も小学校時代から台湾代表として活躍し、陽一族として名を馳せる幼少時代を過ごしました。

そんな陽岱鋼選手が中学卒業後に選んだ道は、"野球留学"としての福岡第一高校への進学でした。甲子園出場は叶いませんでしたが、1年夏の福岡大会で3試合連続本塁打を記録し、その驚異的な才能が口コミで広まり、名声は急速に高まりました。その優れた身体能力が評価され、2005年秋の高校生ドラフトで福岡ソフトバンクホークスと北海道日本ハムファイターズが1位指名で競合しました。その結果、北海道日本ハムファイターズへの入団となりました。

このドラフト指名には偶然も影響していました。2004年、当時外国籍留学生がドラフトで指名されるためには、「日本移住期間5年以上」が必要条件でした。しかし、陽岱鋼選手が高校3年生になった2005年から、「日本移住期間3年以上」に短縮されたのです。このルール変更がなければ、陽岱鋼は高校卒業後もプロ入りを果たすことはできなかったでしょう。そして、入団後の2011年シーズンからは一軍に定着し、規定打席に到達しました。

2012年シーズンには、チームメイトの糸井嘉男選手を凌ぎ、パ・リーグ外野手部門1位でゴールデングラブ賞を受賞します。パ・リーグで唯一の全イニングフル出場を果たし、打率.287、7本塁打、55打点の成績を残しました。2013年シーズンは、打率.282、18本塁打、67打点を記録。47盗塁を成功させ、盗塁王のタイトルを獲得します。2014年シーズンにも安定した活躍を見せ、歴代1位タイとなる、3年連続外野手部門1位でのゴールデングラブ賞に輝きます。

栗山監督からも「岱鋼の守備力はセンターとしては、今、日本で一番でしょう。守備範囲が広いことに加え、打球への飛び出しが素晴らしく速い。」と称賛を受けていました。

2017年シーズンから読売ジャイアンツに活躍の場を移すと、2018年シーズンに、自身通算100本塁打を記録。2021年シーズンを最後にNPBを去り、2022年シーズンからは米独立リーグに参戦しています。

2024年シーズン開幕前、当年からイースタン・リーグに参加するオイシックス新潟アルビレックスBCへの入団が発表され、現在も選手として活動しています。

4度のゴールデングラブ賞に輝いた堅守と、打球への飛び出しを得意とした守備範囲の広さが持ち味。打撃も安定しており、盗塁を武器にチャンスを広げ、チームに勝ちを呼び込んで日本で見事に開花した台湾のスター選手です。


※情報は5月8日時点のものです。

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