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バックネット裏の席で、最安球場と最高球場で“14,000円”も差がある!?プロ野球のチケット価格事情

  • 2024.5.3
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写真:PIXTA

野球場に実際に訪れる際には、どこの席で観戦するかを決めてから球場に向かうことが必要です。観戦する場所によってチケット値段が異なり、高額な席であれば1万円台〜3万円台になる場合も。

キャッチャー目線で最も試合観戦がしやすいといわれている席監督や選手の表情を真っ正面から観られる席、ベンチからは遠いものの球場全体を見渡せる席野球ファンと一体となって観戦できる席など、多くの席が完備されています。

そんな野球観戦をする際に重要な席ごとのチケットの値段について詳しく紹介します。

バックネット裏

NPBの試合を観戦する場合に最もチケットの値段が高額になるのは、バックネット裏です。球場によって値段が異なるものの、1万円台~3万円台を支払わなければならない可能性があります。バックネット裏の値段が最も高く設定されているのは、ホームベースや選手との距離感が近いからです。

他の席よりも臨場感が感じられるうえにピッチャーが投げるボールのスピードやキレ、バッターが打ったときの打球音などを身近に感じられます。テレビやスマートフォンで観るよりも迫力があり、高額を払ってまで観戦する価値があったと感じられるでしょう。

キャッチャー目線で試合を観られることから、打球がどこに飛んだのかも追いやすいです。どのように見えるのかを確認するためにも、まだバックネット裏で観戦したことがない方は、一度体験してみることをおすすめします。

内野S

バックネット裏に次いで選手を近くで観戦できるのは、内野S席です。球場によって値段が異なるものの、5,000円台~1万円台に設定されていることがあります。バックネット裏で観戦するほどの値段を支払いたくないという方に最適なのが内野S席です。

内野S席には1塁側と3塁側があり、あらかじめどちらでチケットを購入するかを検討する必要があります。ホーム球場を利用しているチームは1塁側に陣取っていることがほとんどですが、球場によっては3塁側をホームチームが陣取っていることもあるので、事前にチェックしておきましょう。

バックネット裏ほど真っ正面で観戦はできませんが、ベンチを出たり入ったりする際の監督や選手の表情が見えやすいメリットがあります。ひいきのチームの監督や選手をより近くで観たいと考えているときは、内野S席がおすすめです。

内野A

内野S席に次いで同じく内野席で観戦できるのは、内野A席です。球場によって値段が異なりますが、2,000円台〜5,000円台に設定されているときがほとんどです。より安く野球観戦をしたいと考えている方におすすめの席でもあります。

内野A席は内野S席同様に1塁側と3塁側があり、どちらで観戦したいかを決めてからチケット購入をしましょう。内野A席は内野S席に比べると監督や選手の表情が見えづらいときがあるものの、球場全体を見渡せる爽快感があります。

5,000円~1万円を支払うほどではないものの、2,000円台〜5,000円台であれば野球観戦をしたいという初心者の方におすすめの席です。ひいきのチームがあるわけではないが、静かに野球観戦をしたいという方にも適しています。

外野

外野は、バックネット裏・内野S・内野Aの3つの席よりも安く野球観戦が可能です。球場によって値段が異なりますが、1,000円台〜2,000円台と安く設定されています。野球観戦をすでに何度も経験しており、ひいきのチームのファンを一緒になって応援したいときにもおすすめです。

外野も内野Sと内野Aと同様に1塁側と3塁側に分かれているため、事前にどちらで観戦をしたいのかを決めたうえでチケットを購入する必要があります。監督や選手の表情は完全に見えないものの、外野手と同じ目線で野球観戦が可能です。

内野席の値段を支払うほどではないものの、球場の一体感を味わいたいときに最もおすすめの席。生粋の野球ファンだけではなく、さまざまな野球ファンと交流したいときにも適しています。

チケット料金1位球団とワースト球団の値段差

チケット料金は各球場によって異なり、値段設定は各球団によって任されています。

セ・リーグでは、東京ヤクルトスワローズの本拠地である明治神宮野球場のバックネット裏の料金が6,200円であるのに対して、読売ジャイアンツの本拠地である東京ドームの指定S席で7,300円差額は1,200円。バックネット裏と内野S席では臨場感や見え方が異なるため、金銭面で比較すると明治神宮野球場のほうがお得に野球観戦が可能です。

パ・リーグでいうと、オリックスバファローズの本拠地である京セラドーム大阪のネット裏の料金が8,000円であるのに対して、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天モバイルパーク宮城のバックネット裏の料金が20,200円12,200円の差額があります。同じバックネット裏でも大きな料金の差があり、京セラドーム大阪のほうが安く観戦が可能です。

最もバックネット裏が安い、明治神宮球場楽天モバイルパークでは、14,000円も開きがありました。

ただし、開催時期や座席の予約状況によっても値段が異なるときがあるため、あらかじめ確認してからチケットを購入するようにしましょう。


※情報は5/1時点のものです。

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