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MLB実況「get outta here!」日本人「出ていけ!?」直訳では困惑してしまう野球スラング、実はポジティブすぎる意味だった!?

  • 2024.5.10
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出典:PIXTA

MLB中継で最も野球ファンを楽しませてくれるのは、豪快なホームランです。ホームランを放ったときに実際に使われている英語を直訳してしまうと、まったく意味を読み取れない表現になります。


MLB中継で独特の表現を聞くと「今、一体何を言ったのか?」と困惑することが多いものの、事前に知っておけば楽しんでMLB中継を視聴が可能です。例えば「Get outta here!」と急にアナウンサーが叫んでもわからないことも多いでしょう。


そんなMLBで使われる表現やホームランを放ったときの表現について詳しく紹介します。

直訳では困惑してしまうMLB英語

MLB中継をテレビやサブスクリプションサービスで視聴していると、中学校や高校では習ったことのないような表現が出てきます。学校で習った表現がすべてと思い込んでいるとMLB中継で出てくる英語の意味がほぼわからない状態に陥る可能性が高いです。

例として、MLBの公式YouTubeチャンネルで題名となっている「Shohei Otani belts a three-run HR in his first AB」の意味を紐解きましょう。

"belts"はズボンを履く際に腰回りを固定するために使うアイテムですが、野球においては"かっ飛ばす"という意味になります。バットが体に巻き付いていくイメージを持っておくと覚えやすいです。

"AB"は一見するとただアルファベットが並んでいるだけのように見えますが、「at bat」の略で打席という意味になります。NPB中継でもアナウンサーが「本日最初のアットバット」と表現しているケースも。

MLB中継を視聴するときはあらかじめ英語表現を頭に入れておくと、スムーズに意味が理解できるようになります。

ホームランの際にはなんて言っている?

MLBを観ていて最も素晴らしい瞬間は、ホームランが飛び出したとき。大谷翔平選手が豪快なホームランを放つ際にもアナウンサーが独特の英語表現を連呼しています。

ホームランの際にアナウンサーが発言している「Get outta here!」を紹介しましょう。

"Get outta here!"は、英語圏の実生活では「出ていけ!」と怒りをあらわにするときに使われるときがほとんどです。

しかし、MLB中継では「出ていけ」という意味ではなく、「うそだろ!」といった信じられない感情を爆発させるときの表現です。ホームランバッターが観ている誰もが度肝を抜くようなすごいホームランを放った際にアナウンサーが絶叫することが多い表現でもあります。
スタンドに入ったホームランだけではなく、場外ホームランを放った際にも使われる覚えておいて損はないフレーズでしょう。

実際に使われるシーンなど

"Get outta here!"が実際に使われるのは、打った瞬間にホームランとわかるシーンです。

例えば、2023年シーズンにナ・リーグで54本を記録してホームラン王と打点王を獲得したアトランタ・ブレーブスのマット・オルソン選手や、ア・リーグで44本を記録してホームラン王を獲得した現ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手がホームランを放ったシーンでよく使われています。

スタンドギリギリで入るホームランよりも打った瞬間にスタンドに突き刺さるホームランをかっ飛ばした際に「Get outta here!」とアナウンサーが絶叫するシーンが多いです。

「Get outta here!」とアナウンサーが叫んでいるときはいかにバッターがすごいホームランを放ったかがわかる指標とも言えるでしょう。

大谷選手の第30号本塁打のシーンにも

2022年9月1日に行われたロサンゼルス・エンジェルスvsニューヨーク・ヤンキース戦で飛び出した大谷翔平選手の第30号ホームランでも、「Get outta here!」とアナウンサーが叫ぶ場面がありました。

「0-2」と2点ビハインドで迎えた6回裏に、1アウト1塁2塁の絶好の場面で打席が回ってきた大谷翔平選手。2ボール0ストライクでゲリット・コール投手が投じた3球目を見事にセンター後方に豪快なホームランを叩き込みました。

豪快なホームランを放った際にアナウンサーが「Get outta here!」と叫んでいることから、いかに大谷翔平選手のホームランが素晴らしいかを表しています。

MLB中継を観ているときはアナウンサーがどのような表現を使っているかに注目をしながら視聴するとより楽しく観戦ができるでしょう。


※情報は5月7日のものです。

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