1. トップ
  2. 「今シーズン最も活躍すると思う阪神のピッチャー」ランキング!3位「大竹耕太郎」、2位「青柳晃洋」を抑えた1位は?【野球ファン125人が選んだ】

「今シーズン最も活躍すると思う阪神のピッチャー」ランキング!3位「大竹耕太郎」、2位「青柳晃洋」を抑えた1位は?【野球ファン125人が選んだ】

  • 2024.4.6
undefined
写真:PIXTA

充実した戦力で挑んだ昨シーズンは6月末から首位を独走し、18年ぶりのリーグ優勝を飾ったプロ野球屈指の人気球団である阪神タイガース。59年ぶりの関西ダービーとなったオリックス・バファローズとの日本シリーズでも4勝3敗と競り合いを制し、実に38年ぶり2度目の日本一に輝きました。

強さの秘訣は「世代交代」ではないでしょうか。近年のドラフトで獲得した選手の多くがレギュラーでしっかりと機能、特に投手陣の安定感は際立っており、昨シーズンにおけるチームの失点数424、防御率2.66はいずれもリーグ1位と素晴らしい成績でした。ベテラン、中堅、若手の構成もバランスが取れています。

では、2年連続のアレ”に死角は見当たらないとの声も。4月4日の試合終了時点で阪神は2勝4敗と最下位となっていますが、まだまだシーズンは始まったばかり。今後の巻き返しに期待です。

そこで今回は阪神タイガースのピッチャーに注目。全国のプロ野球ファン125人に「今シーズン最も活躍すると思う阪神のピッチャーは?」というアンケートを実施、ランキングを作成しました。本記事ではその結果をご紹介します。

なお、「活躍」の定義は記録や数字、またそれ以外の数字に表れないプレーなど投票者に委ねていますので、投票理由も多岐にわたります。

一体、誰が「今シーズン最も活躍すると思う阪神のピッチャー」に選出されるのか。投票結果を見てみましょう。

【第3位】大竹耕太郎(12票)

第3位に入ったのは大竹耕太郎投手です。

2022年まで所属していた福岡ソフトバンクホークスでは5シーズンで10勝でしたが、現役ドラフトで阪神タイガースに移籍します。

移籍後はじめのシーズンとなった昨季は4月8日の東京ヤクルトスワローズ戦に初登板。開幕から間もないタイミングでの先発起用となりましたが、6回無失点と期待に応え、移籍後初勝利を挙げます。現役ドラフトで移籍した投手の中では最速の勝利でした。開幕から6連勝を果たし、3・4月の月間MVPに輝くなどその後も勢いは落ちず、最終的には21試合の登板で12勝2敗、防御率2.26とキャリアハイの成績を残しました。

持ち味は緩急を駆使した投球。直球は140km程度ですが、時には100kmに満たない緩いカーブやチェンジアップを織り交ぜることでストレートを早く見せることができる玄人好みのピッチングといえます。

開幕に向けては独自のトレーニングで調整中。平均台や踏み台の上に乗った状態での投球をはじめ、はだしでの練習もおこなうなど重心や足裏の感覚に意識を研ぎ澄ませています。移籍後に取り入れたメンタルトレーニングがプレーの充実にもつながっており、今シーズンも味のあるマウンドさばきを披露してくれることでしょう。

昨シーズンチーム最多勝だったので、今年はセ・リーグを代表するピッチャーになると思うから。(39歳・女性)
緩急を上手く使った投球が出来るので、1番活躍すると思う。(30歳・男性)
左のエースとして活躍してくれそうな選手なので選びました。(34歳・男性)
2023年シーズンにチームトップの勝利数を挙げており、経験も豊富なため。(29歳・男性)

【第2位】青柳晃洋(20票)

undefined
提供:産経新聞

続いて第2位にランクインしたのが青柳晃洋投手です。

サイドスローとアンダースローの間にあたる「クォータースロー」から内外角に投げ分けるチームのエース。プロ入り後、一度も怪我をしたことがない強靭な体で今年もチームの優勝に貢献します。

昨年は初となる開幕投手に抜擢されると見事に勝利を挙げ、白星発進。その後やや失速しますが、8月5日のDeNA戦から5連勝を飾るなど終盤に盛り返し、シーズン通算で8勝6敗と苦しみながらもエースの意地を見せます。もつれにもつれた日本シリーズは最終戦となる第7戦に先発登板。ファンの期待を背負いながら見事無失点の好投を見せ、38年ぶりのチーム日本一に貢献しました。

昨シーズンは二桁勝利を挙げる若手投手が3人生まれるなど下からの突き上げがありましたが、岡田彰布監督は青柳投手を2024年の開幕投手に指名。「正月から決めていた」というコメントを残していることからエースに全幅の信頼を寄せています。

オープン戦は2試合で10イニング無失点と好調な仕上がりを見せる右腕ですが、昨シーズンの成績には満足しておらず、今年の目標は「キャリアハイ」。2021年と2022年にマークした13勝を超える活躍を見せ、球団史上初の2年連続日本一にチームを導けるか注目が集まります。

昨シーズンの不振から立ち直り、今シーズンの開幕投手に指名もされて、心機一転、勝ち星を重ねての大活躍すると思うため。(58歳・男性)
緩急自在のピッチングで、相手打者を翻弄してほしいです。(33歳・男性)
クォータースローという珍しい投げ方で最多勝をとり、変則フォームを流行らせて欲しい。(42歳・男性)
昨年こそ調子が上がらないながらも終わってみれば8勝していて、今年は体のキレも戻ったようなので、一昨年以上の活躍をして最多勝争いをするように思います。(51歳・男性)

【第1位】村上頌樹(40票)

undefined
提供:産経新聞

チーム内のライバルを抑えて堂々の1位にランクインしたのは村上頌樹(しょうき)投手でした。

3年目を迎えた昨シーズンはプロ初勝利を含む二桁勝利(10勝)をマークする大躍進。セ・リーグでは初となる新人王とシーズンMVPの同時受賞に加えて最優秀防御率のタイトルも獲得し、“虎の村神様”とまで呼ばれる投手に成長しました。

昨年は開幕からプロ野球タイ記録に並ぶ31イニング連続無失点と好スタート。先発ローテーションに定着し、10勝6敗、防御率1.75と一気に主力の仲間入りを果たします。

回転数が多く浮き上がるような直球は球速以上の力強さがあり、特に右打者の外角低め、左打者にとっては内角低めにあたるストレートとカットボールの精度は絶品。思わず「低い」と思って見逃してしまうような球でも伸びて低めギリギリに決まるため、右打者にとっては外角が相当遠くに感じるボールです。ローボールの制球力が抜群であるがゆえに、長打を浴びる場面が少なかったことが1点台の防御率を達成できた要因ともいえるでしょう。本人も数字の中では防御率に最もこだわりを持っており、2年連続となる最優秀防御率の獲得を“虎視眈々”と狙っています。

岡田彰布監督も今年26歳となる若武者には引き続き期待しており、今シーズンは火曜日に起用する方針を表明しています。これは、プロ野球が火曜日から6連戦になる日程が多く、その初戦となる火曜日に投げる先発投手を重要視する「火曜日エース論」に基づいたもので、岡田監督独特の采配です。大ブレークした昨季も火曜日は6試合の登板で3勝、防御率2.79と好投しており、今年も「火曜日の男」に期待が集まります。

2023年の大活躍したパフォーマンスを今年も継続すると思われ、抜群の安定感を発揮し、そうそう崩れることはないと思います。(53歳・男性)
コントロールがとにかく抜群で安定感があります。今年は最多勝が期待できます。(45歳・男性)
昨年新人王とMVPを同時受賞した阪神の柱は今年も活躍してくれると思います。昨年に続き防御率1点台と今年は勝ち星も15勝を目指してほしいです。(39歳・男性)
昨シーズン期待以上の活躍をし、日本シリーズでも投げて1年を通して安定した成績を残したので。そこまで崩れることもなく安定していて球威のある球を投げられる選手なので。(28歳・男性)
とにかく安定した投球を見せてくれます。昨年のシーズンを通して経験したことを今シーズンも生かして、さらに飛躍してくれそうです。(65歳・男性)

4位以下の選手とコメント

伊藤将司(10票)

決して派手ではないが、振り返ってみれば最も安定した投球をしていたように思う。巨人キラーとして名を馳せたが、今年はその勢いを他球団にも広げてほしいと願っている。(55歳・女性)

門別啓人(7票)

まだ2年目ですが、ボールが速くコントロールも良いです。特に右バッターへのインコースに素晴らしいボールが投げられます。なかなか阪神では高卒で20代前半の選手が出てきませんが、門別投手は今年のブレイクが期待できそうです。(40歳・男性)

岩崎優(6票)

昨シーズンは故障の湯浅投手の穴を埋めて余りあるほどのクローザーぶり。全身から放たれる責任感というオーラがバッターをねじ伏せる。丁寧なピッチングと制球力は今シーズンも期待大です。(49歳・男性)

西勇輝(5票)

ベテランになってきたので、ベテランらしい投球スタイルで、チームを救うところを期待しています。(21歳・男性)

才木浩人(4票)

才木投手のストレートはなかなか打てないと思います。昨年の8勝、防御率1点台からさらに飛躍の年になると思います。1年間ローテを守れれば最多勝もあり得ると思います。(58歳・男性)

結果はこちら

undefined
undefined

投手陣は球界屈指の層の厚さを誇るだけあり、3票以上獲得した投手の数は10人にのぼりました。

その中で、昨季3年目にして一気に飛躍した村上頌樹投手が実績あるピッチャーを抑えて1位にランクイン。今年は昨季の10勝を上回る勝ち星を積み重ね、チームを“アレンパ”に導く活躍が期待されます。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2024年03月18日
調査対象:全国の20代~70代
有効回答数:125

※記載している回答は原文ママ

※2024年4月5日時点での情報です。記事内の画像はイメージです。

※敬称は「投手」で統一しています。

の記事をもっとみる