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「CCって全員に返信するもの?」今さら聞けない、メールの基本マナーと注意点

  • 2024.3.21
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出典:PIXTA

メールの宛先の設定に「TO」「CC」「BCC」と種類がありますが、それぞれの使い方をしっかり理解していますか。何となく使っているという方も少なくないのではないでしょうか。特に「CC」を使って返信する際に「CCって全員に返信するもの?」と疑問に思ったことはありませんか?

今回は元秘書の筆者が「CC」の意味や使い方とマナーに加え、注意点などについてご紹介。今さら聞けないビジネスメールの基本について、しっかりと理解し上手く使っていきましょう。

「TO」「CC」「BCC」をおさらい!

まずは「TO」「CC」「BCC」のそれぞれの意味と使い方を確認しておきましょう。

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出典:PIXTA

「TO」は簡単ですね。メールを送りたい相手=作業をして欲しい人の宛先を入力するところです。次に「BCC」ですが、一斉送信の時に使うことが多いのではないでしょうか。これはブラインド・カーボン・コピー(Blind Carbon Copy)の略で、他にも受信相手がいることを隠したいときに使います。

そして「CC」ですが、カーボン・コピーの略で、カーボン紙によって複写された文書のことを指します。基本的に、情報の共有のために使われ、例えば上司や同僚に宛先の人とのやり取り内容を見てもらいたい時や、参考にして欲しい人に対して使用するのが一般的。BCCと違い、メール送信相手が全員に表示されることを覚えておきましょう。

CCの返信は全員にするべき?

基本的に、CCで受信した人は返信の義務はありません。TOで受信した人が、そのメールに返信することが一般的です。しかし、TOで受信した場合「送信者だけに返信する」のか「CCで受信した全員に返信する」のか、迷った経験はありませんか?

実は厳密な決まりはありませんが、社内外問わず、CCはそのまま残して返信するのが基本マナーです。送信者側は「CCに入れたメンバーにも情報を共有したい」という意図があるため、全員に返信した方が親切となりますので覚えておきましょう。

CCを使うときは、確認ミスに要注意!

CCで受信した人は、TOでメールを受け取った人よりも重要度が低いと判断してしまうため、確認が漏れてしまう可能性があります。そのためCCを使うときは、CCに入れた人の「確認ミス」に気をつけましょう。

特に注意したいのは、上司にも確認してもらうためにCCに入れていたけど、サッと目を通されてしまい確認が漏れてしまうケース。こうしたミスを防ぐためにも、冒頭にTOとCCを明記し、CCに誰が入っているのかを明確に記載するとミスを減らせるのでおすすめですよ。

【冒頭の記載例】
TO:〇〇部〇〇様
CC:〇〇様 〇〇様

CC=基本返信は不要です!

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CCは、主に社内やチームでメールの情報共有を目的として使われる便利な機能。覚えておきたいポイントとしては、CCで送られてきたメールに対しては基本返信は不要であり、もしTOで受信したメールにCCが入っていた場合には、CCはそのまま残して返信するようにしましょう。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。