損なエアコンの使い方していない？電気代を抑える方法を《メーカーが解説！》

2月4日に「立春」をむかえ、暦の上では「春」になりました。とはいえ、まだまだ寒さの厳しい日々が続いていますよね。朝晩は暖房をつけている…なんて方も多いと思います。

そこで、1つ質問です。みなさんは、「最後にエアコンを掃除したのがいつか、覚えていますか？」

実は、お手入れをサボっていると、想像以上に損をしてしまっている可能性があるんです…。

そこで今回は、エアコンを掃除するべき理由や、放置することで生じてしまう問題について解説します！

え、そんなに損するの！？エアコンを掃除するべき理由

やらなきゃな〜と思いつつ、「高いところにあるから面倒で…」と、ついついエアコンの掃除をサボってしまっている方もいらっしゃると思います。

実は私もそうなんです…。「掃除した方がいいよね…」と考えながら、「でも、別に使えているし、汚れているようにも見えないし…」と、長らくお手入れをサボってしまっていました。

ダイキン工業株式会社は以前、冷房時、3年間フィルター掃除していなかったエアコンを用いて、消費電力を測定する実験を実施したのだそう。

その結果、フィルターに3年分のホコリが溜まった状態と、掃除した状態の消費電力量を比較すると、フィルターを掃除することでムダになっていた約50%の消費電力量を減らすことができたのだとか。電気代に換算すると、実験で使用したエアコンの場合では、1か月あたり約800円も削減できたことになるそうです！

つまり、1年分で計算すると約9,600円。そう、電気代を1万円近くも削減することができるんです！

しかも、この実験は冷房時の場合。より消費電力が高くなりやすい暖房時の場合なら、さらに電気代を減らせる可能性があるそうですよ。

掃除はどれぐらいするべき？

エアコンを掃除することが、電気代の節約に繋がる可能性があるのなら、できる限り取り組んでいきたいですよね。

そこで気になるのが、「エアコンの掃除は、どれぐらいの頻度でするべきなの？」という問題。毎日する必要はないものの、フィルターは2週間ごとを目安にお手入れした方がよいそうです。

ただ、室内機から異臭がしたり、内部にある熱交換器が汚れているなどの場合は、エアコンの専門業者に清掃依頼をした方がよいとのこと。心当たりのある方は、念のため確認してみてくださいね。

エアコンを掃除して、電気代を節約しよう！

面倒だからとついついサボってしまいがちなエアコン掃除。でも、それにより電気代が割高になってしまう可能性もあります。

気温が暖かくなるまで、まだまだエアコンを使う頻度は多いはず。今のうちに掃除をしておけば、その分電気代の削減につながるかもしれませんよ。時間に余裕のあるタイミングで、ぜひお手入れしてみてはいかがでしょうか？

今回取材したのは…

ダイキン工業株式会社コーポレートコミュニケーション室広報G