1. トップ
  2. 「大丈夫です」って…YESなの?NOなの?【デキる人】の“正しく伝わる言い換え”14選!

「大丈夫です」って…YESなの?NOなの?【デキる人】の“正しく伝わる言い換え”14選!

  • 2024.2.22
undefined
出典:PIXTA

日常会話でよく耳にすることの多い「大丈夫」という言葉。ビジネスシーンにおいて「大丈夫です」という表現が適切かどうか、疑問に思ったことがある方もいるのではないでしょうか。

実は「大丈夫です」という言い回しは、家族や友人とのプライベートの会話では問題になりませんが、ビジネスシーンにおいては正しい言葉遣いとは言えません。また、YESなの?NOなの?と困惑させてしまう可能性も。今回は秘書として働いていたことのある筆者が、「大丈夫です」の使い方や正しく伝える言い換え表現などについて紹介します。

「大丈夫です」は敬語表現ではない!

「大丈夫です」という表現は、実は敬語ではありません。文法上は丁寧語に分類されていますが、ビジネスシーンにおいては適さない表現です。

というのも「大丈夫です」という返事は、肯定なのか否定なのかの意味合いが一発でわかりにくいですよね。それゆえにどんな場面でも使いやすいというのはあるのですが、肯定と否定それぞれの意味合いに適した返答ができると、仕事をより円滑に進められますよ。

では、どのような表現がいいのでしょう。

肯定で使う場合

肯定の意味で「大丈夫です」と返事をしたい場面というのは、主に依頼を引き受けることや提案を受け入れるケースなどが想定されます。その場合は「問題ありません」「問題ございません」といった表現がいいでしょう。

  1. 「問題ありません」「問題ございません」
  2. 「承知いたしました」
  3. 「かしこまりました」
  4. 「賛成です」
  5. 「対応いたします」

否定で使う場合

対して、否定の意味で「大丈夫です」と返事をする場面は、依頼や提案を断りたいケースが多いと思います。ストレートな断りの表現方法に抵抗がある方もいるかもしれませんが、ビジネスシーンにおいては、誤解をさけるためにもはっきりと意思表示をすることも大切なポイントに。

断る際は、感謝の気持ちを添えつつ、断る理由や申し訳ない気持ちを丁寧に伝えるといいでしょう。

  1. 「できかねます」
  2. 「ご遠慮いたします」
  3. 「見送らせていただきます」
  4. 「対応いたしかねます」
  5. 「お断りいたします」
  6. 「必要ございません」

相手への配慮で使う場合

また「大丈夫です」は肯定や否定以外にも、相手からの心配や謝罪などに対して、配慮の意味で返すこともありますよね。心配や謝罪をされた際は「大丈夫です」を言い換えた表現だけで答えるのではなく、感謝の気持ちや謝罪を受け入れつつ、相手を安心させられるような言葉とともに返答できると、より良好な関係を築いていけるでしょう。

  1. 「お気になさらないでください」
  2. 「おかげさまでよくなりました」
  3. 「全く問題ございません」

丁寧な言葉遣いで品格ある対応を心がけよう

undefined
出典:PIXTA

「大丈夫です」という言葉は便利でついつい使ってしまいがちですが、ビジネスシーンにおいては控えるようにしましょう。言葉遣いに気をつけ、まず何を伝えたいのかを明確に返答できると、さらに相手に好印象を与えられると思います。ぜひこの記事を参考に、デキる人の丁寧な表現をしてみてくださいね。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。