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「芝居のさじ加減最高」「数秒、目の動きだけで感情持ってかれた」亡き兄を語る松坂の演技に相次ぐ絶賛の声【日曜劇場】

  • 2025.2.26

松坂桃李が主演するTBS系日曜劇場『御上先生』(毎週日曜よる9時)の第6話が2月23日に放送された。隣徳学院に出向した文科省の官僚・御上(松坂)の兄・宏太(新原泰佑)。高校時代の残酷な出来事について、週刊誌に記事が掲載され、生徒たちは動揺していた。

「昔のことだ」と生徒からの問いに答えない御上だが、過去を知るある人物のあと押しもあり、静かに口を開くのだった。第6話では御上や兄の過去のみならず、現状も明らかとなり、さまざまな声が飛び交っていた。

「兄は僕の全てだった」御上が兄について告白

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日曜劇場『御上先生』第6話(C)TBS

御上の兄について週刊誌の記事に掲載され、3年2組の生徒たちも動揺していた。御上は「君たちには関係ない」と説明しようとしなかったが、生徒や一色(臼田あさ美)と言葉を交わす中で、生徒たちと向き合うと決意する。

そして、生徒たちの前で兄の考えや最期の時について明かしたのだ。兄・宏太は、学校への抗議を校内放送で訴え、自分で作った装置を発動させて命を落としたのだった。

話をする際に、幻影の亡き兄・宏太が教室に入ってくるシーンが描かれた。生徒や是永(吉岡里帆)の目には映らないが、教室のうしろにいるところを一色も御上も見ていた。「兄は僕のすべてだった」と語りはじめた御上。弟の御上をはじめ、自分より立場の弱い人を気にかける兄を尊敬していたと続ける。そして、御上は兄を否定する言葉を発したことが、絶望を与えたと考えていたと打ち明けたのだ。

「今ならわかる。兄がゆがんでたんじゃない、世界の形がいびつだっただけだ。兄はそのいびつな世界に合わせることができずに…」という御上。幻影の兄が「でも、それやらないと自分じゃなくなっちゃうんだよ」と発した言葉に「そうだね」と返事をした。

SNSでは「こんな悲しくて悔しいことあるか」「最後の宏太の一言と、御上先生の返事。ここで涙が溢れてきました」「切ない告白」「一色先生もずっと囚われて生きてきたんだろうな」「御上宏太が生きるためには、何が必要だったんだろう」など悲痛な声が飛び交っていた。

「信頼関係に胸熱」「考えさせられた」御上の告白にさまざまな感想

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日曜劇場『御上先生』第6話(C)TBS

兄のような存在を繰り返してならない、教育を変えようと覚悟を持って文科省に入るも、事態は変えられず…。だが、御上はこの学校のことを知り、行くべきだと感じたという。しかし、学校にくるも、自分が生徒たちと向き合えていなかったことを自覚。「これから絶対に目をそらさない」と約束するのだった。

SNSでは、「(御上の)本音を引き出したのが生徒たちなんだと思うと信頼関係に胸熱」「ワンシーンの中で、多くのことを考えさせられました」「宏太の思いが孝によって今も生きてるのが救い」と、さまざまな感想が飛び交っていた。

また、この告白シーンを演じた松坂桃李さんの演技にSNSでは、「松坂桃李さんの芝居のさじ加減最高だった」「数秒、目の動きだけで感情持ってかれた」「微妙な瞳の変化と声のトーンの変化による内面の表現、松坂桃李さんの静かな演技力ほんっとうにしびれる」など、絶賛の声が相次いでいる。

さまざまなことが動き出しそうな来週以降の放送も見逃せない!



TBS系 『御上先生』毎週日曜よる9時

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。

※記事内の情報は執筆時点の情報です