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「食事の後のお礼は必要?」上司や取引先にお礼メールを送るときのNGマナーとは

  • 2024.3.23

そろそろ会食の機会が増えてくるタイミング。3月・4月は歓迎会などの行事も多くなるシーズンですよね。そんな時、上司や先輩にご馳走になることや取引先が食事代を支払ってくれることもあるかと思います。そのような時に、お礼メールを送った方がいいのか、悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は元秘書として働いていた筆者がやっていた、会食後のお礼メールのマナーについて紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

メールを送るのは、可能な限り早めに!

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出典:PIXTA

結論から言うと、お礼メールは送るのを筆者はおすすめします。感謝の言葉を伝えられて嫌な気持ちをする方は少ないですし、取引先であれば、好印象に繋げるひとつのピースになってくれるでしょう。

ここで悩むのが、お礼メールを送るタイミングだと思います。これは謝罪の連絡と同様に、可能な限り早く送るのが基本マナーです。上司や先輩と会食をした後、自宅に着くまでの道中でメールを作成して送るか、もしくは、翌日の午前中までに送るといいでしょう。どんなに遅くなっても、翌日中には送るようにするといいですよ。

お礼メールのNGポイントは、3つ!

お礼メールを送る際に避けるべき、NGポイントも押さえておきましょう。筆者が特に気をつけていたのは以下の3つです。

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出典:PIXTA

ポイント1. フランクなタメ語でのお礼

上司や先輩がフランクに接してくれている場合でも、タメ語やフランクなメールを送ることは、NG。友人や同僚とは違います。メールを送る際には、気持ちを切り替えて丁寧に敬意や感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

また「ご馳走様でした」と一言だけの定型文のような、気持ちが伝わりにくいお礼メールも避けましょう。その日の会話の感想なども添えて送れるといいですよ。

ポイント2. お店や料理について評価

会話の感想を添える際に、その日のお店や食べた料理について、評価をするようなコメントも避けるようにしましょう。

評価をするということは、上の立場からの目線と捉えかねないため、あまりいい印象にはなりません。また部下の自分がセレクトしたお店ではなく、取引先や上司、先輩が選んでくださった場合、もしかしたらお気に入りのお店や好みの料理があるお店である可能性もあります。もしお店や料理についての感想を伝えたいのであれば、「素敵なお店でした」「見ても、食べても楽しい料理でした」といったような、前向きな感想を伝えるといいでしょう。

ポイント3. 割り勘の提案

ご馳走していただいて申し訳ないからといって「次は割り勘でお願いします」と提案することは避けましょう。上司に対して「割り勘で」とお願いするのは失礼にあたるため、素直にお礼を伝えることに留めておくことをおすすめします。

感謝の言葉はしっかり行動で示そう

会食や接待、飲み会後のお礼メールは、できるだけ早く、しっかりと感謝の気持ちを伝えることが大切です。お礼メールのやりとりによって、よりよい人間関係を構築し、ビジネスにもいい影響を与えられるチャンスも秘めています。思っているだけでは伝わらないため、ぜひ行動で示していきましょう。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。