【フリマアプリ】出品者に「800円に値下げしてくれたら即決します」と送るのはOK？NG？

2024.2.5

家にある使わなくなったアイテムなどを手軽に販売できる「フリマアプリ」。誰でも手軽に利用できるからこそ、気になるのが顔の見えない相手との「取引マナー」ではないでしょうか。「言葉遣いはどうしたらいいのだろう？」「挨拶はするべき？」など、今さら聞けない些細な疑問や悩みを抱えている方も多いと思います。少しの認識の違いで相手に不快感を与え、トラブルに発展してしまう可能性もあり、怖いですよね。

今回は、フリマアプリのやり取りにおけるマナーについてをご紹介。お互いが気持ちのいい取引をするために、ぜひチェックしてみてくださいね。

マナーその1.挨拶・返信をしよう

「挨拶をしなければならない」「返信をしないといけない」という明確なルールがあるわけではありませんが、お互いに気持ちよく取引をするためには、挨拶をするように心がけましょう。またコメントに返信があった場合は、なるべく放置せずに早めに返信をするようにできると、印象よく取引ができると思います。顔が見えない分、きちんと対応をすることが大切です。

マナーその2.丁寧な言葉遣いを心がける

フリマアプリは、幅広い年齢層や国籍が違う方など、さまざまな方が利用しています。どんな時でも丁寧な言葉遣いを心がけることがとても大切です。例えば、出品した商品について、値下げ依頼のコメントがあった場合、値下げできなかったとしても「無理です」「できません」といった返信では、相手を不快にさせてしまう可能性があります。相手を思いやる気持ちを忘れずに、なぜ値下げができないのか理由を一言添え、丁寧な言葉遣いで返信しましょう。

【値下げ依頼のコメントの返信例】
NG）無理です。できません。
OK）コメントをいただき、ありがとうございます。大変申し訳ありませんが、送料もございますためご希望の金額までのお値下げはできかねます。現状のお値段でご検討いただけますと幸いです。

マナーその3.値下げは常識的な範囲で

トラブルが多い原因のひとつに「値下げ問題」があると思います。「実際、いくらまで値下げを要求していいの？」と思う方も多いと思いますが、商品の価格は、商品の状態や送料・手数料などを加味したうえで設定されています。

「800円で買います」「2000円で即決します」など、購入者側で価格を指定する言動や大幅な値下げの要求は失礼になる可能性が高いです。常識的な範囲で、丁寧に交渉しましょう。

もし販売者が値下げに応じてくれた場合には、必ず感謝の気持ちを伝え、自分の要求を押しつけるのではなく、相手を思いやる気持ちを忘れないやり取りを心がけましょう。

相手を思いやる気持ちを大切に、丁寧に対応しよう！

いかがだったでしょうか？利用するフリマサイトによってもルールはさまざまあると思いますが、何事も、相手を思いやる気持ちが大切です。顔の見えない取引だからこそ、相手の立場に立って考え最低限のマナーを守ることで、お互いに気持ちのいい取引ができます。参考にしてみてくださいね。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージです。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。

ライター：能美黎子（のうみれいこ/ @reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。