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「お見えになる」「お見えになられる」どっちが間違い?正しい使い方と言い換え表現、教えます!

  • 2024.4.12
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出典:PIXTA

ビジネスシーンでよく耳にする、「お見えになる」。何気なく使っている方も多いと思いますが、敬語として正しいのか、二重敬語ではないのかなど、きちんと理解できている方は意外と少ないかもしれません。

今回は意外と間違えやすい「お見えになる」の正しい意味や使い方を解説。言い換え表現も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

そもそも「お見えになる」の意味って?

「お見えになる」は、動詞「来る」の尊敬語。自分よりも立場が上の方に対してよく使われます。ここで気になるのが「二重敬語ではないか」ということだと思いますが、これは正しい敬語です。なおタイトルで提示した「お見えになられる」は、「来る」の尊敬語に、尊敬を表す「〜られる」が重なった二重敬語なので、間違い。注意しましょう。

言い換えに使える表現は?

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出典:PIXTA

丁寧に伝えようという気持ちから、気づかないうちに二重敬語になってしまっていたという方もいらっしゃると思います。ですが丁寧すぎると、かえって誠意が感じられなくなることもあるので、ここの塩梅は気をつけたいところ。もし悩んでしまった時に使える、言い換えの表現も頭に入れておけると便利なので、最後に使い方と合わせて3つ、紹介します。

「お見えになる」に似た表現としては、「お越しになる」「いらっしゃる」「おいでになる」などがあげられます。どれも「お見えになる」と同じく、誰かが来ることを表す敬語ですが、使うシーンによってはニュアンスが変わるので、そこは気をつけてましょう。今回は来るの意味を表してくれるシーンでの使い方をピックアップしますので、参考にしてくださいね。

【例文】

・本日は遠くからお越しいただき、ありがとうございます。
・田中様がいらっしゃいましたので、準備をお願いします。
・佐藤様がおいでになりました。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。