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「報連相」ってもう古い?できないと何がダメなの?→上手な活用方法、教えます!

  • 2024.4.1

日本の社会人にとって、「報連相(ほうれんそう)」は長い間大切にされてきた考え方ですね。一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし最近では報連相はもう古いなんて言われていたりも…。

そこで今回は、報連相の意味を改めて見直すとともに、その上手な活用方法をご紹介します。言葉の意味を正しく理解すれば、自ずと効果的な実践方法が見えてくるはずです。

そもそも報連相とは

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出典:PIXTA

報連相は、30年以上も前に誕生したビジネス用語で、報告・連絡・相談の頭文字を取っています。いずれも仕事を効率的に進めるための要素だと考えられており、相手に何かを伝える行為を指しますね。いまでは確認・連絡・報告の頭文字を取って、「確連報(かくれんぼう)」が大切だと言われていたりもしますが、改めて使用シーンや用途を簡単にチェックしておきましょう。

  1. 報告:仕事の進捗状況や業務の結果、成果などを上司や関連する人たちへ伝えること
  2. 連絡:業務に関連する情報や自分のスケジュールなどを上司を含め、関連する人たちへ伝えること
  3. 相談:業務において質問や不明点、トラブルなどが発生したときに、上司や同僚に意見やアドバイスを求めること

報連相ができないと何がダメなの?

報連相を重視することで、情報の共有がスムーズに行え、業務の進行を効率よく進められるといういい影響がありますが、一方で報告・連絡・相談のどれかが欠けてしまうと、問題が起こった原因がわらかなくなったり、上司や先輩が部下の状況を把握できなくなったり、大きなトラブルが発生してしまう可能性も。

よくある問題では、報告や引き継ぎの連絡がうまく行われなかったことで、「言った」「言わない」「聞いた」「聞いてない」の水掛け論が発生してしまうこと。その結果、業務に携わるメンバーのモチベーションが落ちてしまうこともありえますので、仕事を円滑に進めるためにも、古いルールだなんて言わずに、確連報とともに大切にできるといいと思います。

上手な活用ポイントは3つ!

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出典:PIXTA

報連相では「タイミング」「ツールの選択」「わかりやすさ」の3つが大切なポイントです。もちろんシーンによってポイントは異なりますが、最低限この3つを押さえておくことで、スムーズに業務を進められますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね!

  1. タイミング:急ぎの場合はすぐに伝える。そうでない要件の場合は、相手が忙しくなさそうなタイミングにお願いする。「今、お時間よろしいでしょうか?」と一言添えられると◎。
  2. ツールの選択:メールやチャットツールなどの文字で残しておいた方がいいのか、電話やビデオ会議など口頭での伝達が早くてわかりやすいのか。報連相したいシーンに合わせて選びましょう。
  3. わかりやすさ:必要な要件だけを簡潔にまとめて伝えることを意識しましょう。多くは自分よりも目上の方を相手にすることが多いと思います。5W1Hに当てはめ、情報を整理してから伝えるのをおすすめします。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です
※記事内の画像はイメージです
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります



監修:能美黎子(のうみれいこ / Instagram
新卒で入社した最大手保険会社で約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。