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【防御率2.52/12勝/177奪三振】20年近くエースとして君臨し続け、7度の開幕投手を務めた球団のレジェンド

  • 2024.3.16

【問題】2005年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

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TRILL作成

豪速球を武器に打者をねじ伏せる投手もさることながら、抜群の制球力や巧みな配球で打者を手玉に取る技巧派投手もまた、プロ野球の見どころの一つですよね。

制球力の目安の一つとなるのが、与四球率。与四球率の低さは「コントロールがよい」ことの証であり、今回出題する選手は、与四球率2.0以下を6度記録しています。

というわけで今回は、抜群の制球力で活躍した技巧派投手をテーマに、クイズを出題。

イラストの成績がどの投手のものなのか、ぜひ考えてみてください!

ヒント…

・1991年にプロ球団入りしました。

・4年目から先発ローテーションに定着。

・1998年、2005年にキャリアハイの12勝を挙げます。

・実働25年の大ベテランで、愛称は「番長」

正解は…

三浦大輔 選手でした!

こちらは、2005年シーズンの成績です。

大和高田市立高田商業高等学校から、1991年にドラフト6位で指名され、横浜大洋ホエールズに入団しました。1年目の最終戦で一軍デビュー。4年目から先発ローテーションに定着します。

1997年シーズンは10勝3敗で、初の2桁勝利と最高勝率を記録。1998年シーズンは自己最多となる12勝を挙げ、チームのリーグ優勝と日本一に貢献しました。完投能力が高く、通算16回の無四球完投を記録。2012年にセ・リーグ最多の6完投をマークし、39歳という歴代最年長での最多完投記録を打ち立てました。

ストレート、スライダー、スローカーブ、シュート、カットボール、フォークボールなど多彩な球種を投げ分けましたが、最大の魅力は何と言っても制球力の高さ。通算与四球率は2.42で、プロ8年目の1999年シーズン以降は1度も与四球率3.0を超えませんでした。

第一線での活躍を長きにわたって続けた末、現在NPBには三浦選手の多くの記録が刻まれています。1993年から続けられた「23年連続勝利」という偉業。これは山本昌選手や工藤公康選手に次ぐ記録です。そして、バッターとしても記録を打ち立てました。2016年、初先発となった7月11日の中日ドラゴンズ戦で安打を放ち、ついに「24年連続安打」という快挙を成し遂げました。これはプロ野球の投手としては史上最長の新記録であり、「プロ野球投手による最多連続年数での安打」として、ギネス世界記録にも認定されています。

また、開幕投手を7度務めましたが、7戦7敗と勝ち星に恵まれませんでした。

2016年時点で「横浜大洋」というチーム名を持った現役選手は、三浦大輔選手でした。最後の「大洋戦士」として活躍し、抜群の制球力を活かしたインロー、アウトローの繊細な出し入れで打者を封じた、球史に残る技巧派投手です。


※情報は3月8日時点のものです。

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