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「歴代最強のマンチェスター UのFW」ランキング!3位「ファン・ニステルローイ」、2位「C.ロナウド」を抑えた1位は?【サッカーファン126人に聞いた】

  • 2024.5.18
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出典:PIXTA

いよいよ白熱の欧州各国リーグは終盤戦に突入。世界最高峰のプレミアリーグでは、最終節(日本時間:19日24時K.O.)を控えマンチェスター・シティアーセナルが優勝争いを繰り広げています。

37節終了時点で8位につけるマンチェスター・ユナイテッドは、長年チームの黄金期を支えたアレックス・ファーガソン監督の最終年となった2012-2013シーズンを最後に優勝から遠ざかっていますが、プレミアリーグが設立された1992年以降、リーグ最多13度の優勝に輝いている名門です。これまで多くの大物選手が所属し、イングランドのサッカーを盛り上げてきました。

特にFWは様々な選手が観客を魅了してきましたが、ファンが「歴代最強」だと思っているマンチェスター・ユナイテッドのFWは誰なのか?

そこで今回は、サッカーファン126名を対象「歴代最強のマンチェスター・ユナイテッドのFW」についてアンケートを実施しました。その回答結果をランキング形式で紹介します。

なお、「最強」の定義自体を回答者の方に委ねているので、その投票理由は千差万別です。なかには他のポジションで起用された選手もいますが、本アンケートでは回答の対象としています。

それではランキングを見ていきましょう。

【第3位】ルート・ファン・ニステルローイ(12票)

第3位は、ルート・ファン・ニステルローイ選手がランクインしました。

オランダ出身のファン・ニステルローイ選手は母国のクラブ、PSVでの活躍ぶりが評価され、2001年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。加入1年目から8試合連続ゴールをマークすると、2年目の2002-2003シーズンには25ゴールでプレミアリーグ得点王に輝き、リーグ優勝に貢献しました。

回答理由には「身長も高く、ヘディングも強く、シュートテクニックも素晴らしい」という評価があり、「屈強な体でポストプレーに優れ、空中戦にも非常に強く、得点を量産した」というコメントからも、ストライカーとして能力の高さが窺えます。

こうした称賛のコメントからわかるとおり、得意な得点パターンはクロスを合わせるゴールです。188センチの身長を活かしたヘディングシュートが多い選手ですが、ゴール前でのポジショニングが優れているからこそ成せるフィニッシュの形といえるでしょう。

2001-2002、2002-2003の2シーズンは、チームメイトだったデビッド・ベッカム選手と抜群のホットラインを形成。イングランドが生んだ名クロサーからの美しいボールを、ファン・ニステルローイ選手がゴール前で押し込んだ瞬間、歓喜に沸いたファンも多いのではないでしょうか。

身長も高く、ヘディングも強く、シュートテクニックも素晴らしいからです。(42歳・男性) 
あんなに抜け目なく狡猾で、なおかつ十分なスキルを持ったFWはいないと思う。エゴの強さも超一流だった。(49歳・男性) 
屈強な体でポストプレーに優れ、空中戦にも非常に強く、得点を量産した選手なので。(31歳・男性) 
背が高いのにテクニックを兼ね備えており決定力もありました。とにかく決めてくれる印象を持っています。(45歳・男性)

【第2位】クリスティアーノ・ロナウド(23票)

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写真:SANKEI

第2位は、クリスティアーノ・ロナウド選手でした。

ポルトガルのスポルティングで2002年にプロキャリアをスタートさせたC・ロナウド選手は、2003年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。加入当初は生粋のドリブラーであり、スピードに乗ったドリブルからシザースフェイントで相手をかわす仕掛けがトレードマークでもありました。

実際、回答理由のなかに「ドリブルでのボールキープ力やシュート精度率を見てもマンチェスター・ユナイテッドの歴代最強FW」というコメントもあるとおり、ドリブラーとしてのC・ロナウド選手が印象に残っているファンも少なくありません。数字を見ても、加入3年目の2005-2006シーズンまで得点数はひと桁でした。

ただ、2006-2007シーズンには、リーグ戦34試合で17ゴールをマーク。プレースタイルが変化し始めたのはこの頃で、徐々にストライカーとしての役割も担うようになります。翌2007-2008シーズンには31ゴールを挙げて得点王に輝き、チームのプレミアリーグ2連覇に貢献。また同年はチャンピオンズリーグ優勝の立役者にもなり、世界最高の選手に与えられるバロンドールを受賞しました。

ストライカー色が強くなってから、新たにC・ロナウド選手の得意な得点パターンとなったのは、クロスを打点の高いヘディングで合わせる形。また、特徴的な助走から蹴る無回転FKのゴールもこの頃は多く、「得点力はもちろん凄く、縦に落ちるフリーキックも見事」という回答理由もありました。

この時代のロナウドは、今よりもテクニカルでアクロバティックなイメージ。得点力はもちろん凄く、縦に落ちるフリーキックも見事。(38歳・男性) 
マンチェスター・ユナイテッド在籍中にも数多くの賞を受賞していますし、プレーは世界中のプロサッカー選手が一流と認めるほどの上手さです、ドリブルでのボールキープ力やシュート精度率を見てもマンチェスター・ユナイテッドの歴代最強FWはクリスティアーノ・ロナウド選手だと率直に思うからです。(47歳・男性) 
得点を量産していたし、見ていて「止められる人はいない」と本当に感じたから。(29歳・女性) 
実力、実績、人気、知名度、どれをとっても一流のスーパースターなのは誰の目にも明らかだから。(38歳・男性)

【第1位】ウェイン・ルーニー(70票)

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写真:SANKEI

そして第1位に選ばれたのは、ウェイン・ルーニー選手です。半数以上の票を集めていますから、ルーニー選手が1位という結果に納得の方も多いのではないでしょうか。

2004年にエヴァートンからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したルーニー選手は、そこから2017年まで13シーズンにわたり同クラブに所属しました。加入1年目から2014-2015シーズンまで11年連続の二桁ゴールをマークし、チームの歴代通算得点1位の記録(253ゴール)を保持し、通算250ゴールに到達したのはクラブ史上ルーニー選手のみです。

回答理由には、「マンチェスター・ユナイテッドの歴代得点王のため」というコメントがあるとおり、その優れた功績が今回のランキングで1位に輝いた最大の要因でしょう。プレースタイルについては、「決定力もあり、何より速くて強い。ゴリゴリのフィジカルプレーもできれば、ミドルも素晴らしい」という評価がありました。

一方、他の回答理由には、「自分がゴールを決めるだけではなく、ドリブルやアシストなどチームが勝つために何をしなければいけないのかを考えて動き、守備も手を抜かずにハードワークができる」という献身性を称える声も。2007-2008シーズンにチャンピオンズリーグ優勝、5度のプレミアリーグ制覇を経験していますが、こうしたタイトル獲得はルーニー選手の活躍が大きかったでしょう。

多くのゴールを決めてきたルーニー選手。最も印象深いのは2010-2011シーズンのプレミアリーグ第27節、マンチェスター・シティとのダービーマッチで決めた得点ではないでしょうか。右サイドからクロスが上がると、ペナルティエリア内でオーバーヘッドキック。アクロバティックなシュートでダイナミックにネットを揺らしました。まさに記録にも記憶にも残るレジェンドFWです。

マンチェスターユナイテッドの歴代得点王のため。豪快なシュートに加え、周りを生かしたプレーも出来ることも素晴らしいと思う。(26歳・男性) 
決定力もあり、何より速くて強い。ゴリゴリのフィジカルプレーもできれば、ミドルも素晴らしく、味方へのラストパスもとてもうまい。何もかももっていた。(37歳・男性)  
強固な体幹を生かしてパワフルにゴールを決め続ける質実剛健なプレースタイルが如何にもイングランドらしく、クラブの伝統にもよくマッチしていたと思う。(59歳・男性)
自分がゴールを決めるだけではなく、ドリブルやアシストなどチームが勝つために何をしなければいけないのかを考えて動いていた選手でした。FWは守備をあまりしない選手が少なくないですが、ルーニーは守備も手を抜かずにハードワークができる選手です。(32歳・男性) 
在籍期間中に大きな怪我がなく出続けた凄さもありますが、何よりマンUの最多得点を獲得している程にゴールへの執念と嗅覚は別格です。どのコンビでもしっかりと結果を出しますし、ルーニーがいなければマンUはもっと大変なチームだったでしょう。あれほどのストライカーは今後出てくるか分からないと思わせる選手です。(49歳・男性)

4位以下の選手とコメント

エリック・カントナ(7票)

足のストライドが小さいドリブル、足でも頭でも得点できるしアシストもできる。なにより存在感がありました。(49歳・男性)

デビッド・ベッカム(3票)

右サイドからの精度の高いクロスやフリーキックの技術。若い頃に在籍していましたが、とても存在感がありました。(49歳・男性)

ロメル・ルカク(2票)

フィジカルの強さ、空中戦での強さ、威圧感など相手が手を焼く要素が盛り沢山のFW選手だから。(41歳・男性)

結果はこちら

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TRLL作成

回答結果を元に作成したグラフがこちらになります。

4位には1990年代に活躍したエリック・カントナ選手がランクイン。得票数を見ると、1位のルーニー選手と2位のC・ロナウド選手で合わせて93票を集めていますから、2004-2005シーズンから2008-2009シーズンまでは、マンチェスター・ユナイテッドの黄金時代だったといえるでしょう。


調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
調査実施日:2024年2月20日
調査対象:全国の10代~70代
有効回答数:126

※記載している回答は原文ママ
※2024年5月15日時点での情報です。
※現在現役・引退をした選手に関わらず敬称は「選手」で統一しています。

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