1. トップ
  2. 2023年セ・リーグの「強打者を抑えた投手」ランキング!3位「巨人・グリフィン」、2位「横浜・東」を抑え、1位を獲得した選手は⁉

2023年セ・リーグの「強打者を抑えた投手」ランキング!3位「巨人・グリフィン」、2位「横浜・東」を抑え、1位を獲得した選手は⁉

  • 2024.2.19

近年のプロ野球では、さまざまな数値や統計を取り、選手の活躍を定量的に評価する動きが見られます。定性的な評価ではなく、定量的な評価を指標とすることで、選手にとっても納得感のある年俸提示を受けられることになりますよね。

出塁率と長打率を足し合わせた「OPS」もその一つで、打席当たりの総合的な打撃貢献度を表します。出塁率は(安打数+四死球)÷(打数+四死球+犠飛)、長打率は塁打数 /打数で計算され、一般に、OPSが「.750」を超えると好評価となります。

今回は、2023年セ・リーグの「強打者を抑えた投手」に注目。OPS.750以上の打者に対する被OPSを基に、ランキング形式で紹介します。

2023年セ・リーグ「強打者を抑えた投手」ランキング

X(Twitter)でプロ野球の独自データを配信する、つばめ(@chikupn2896)さんが算出したデータを見ていきましょう!

1位に輝いたのは、阪神タイガースの村上頌樹選手(被OPS.526)です!
智弁学園高等学校では、2016春のセンバツに出場し、47イニングを一人で投げ抜き、同校を初の優勝に導きました。東洋大学を経て、2020年にドラフト5位で阪神タイガースに入団。2023年にその才能が開花し、セ・リーグタイ記録となる、開幕から連続31イニング無失点をマークし、先発ローテーションへ定着。最優秀防御率のタイトルを獲得し、セ・リーグ史上唯一の新人王とMVPの同時受賞者となりました。

2位は、横浜DeNAベイスターズの東克樹選手(被OPS.570)です。
2017年にドラフト1位で指名され、横浜DeNAベイスターズに入団しました。豊富な球種を卓越した制球力が持ち味のサウスポーで、1年目から頭角を現し、11勝、防御率2.45で新人王を獲得。2023年には、先発ローテーションの柱として躍動し、球団タイ記録となる12連勝を達成し、16勝3敗という輝かしい成績を収めました。最多勝、最高勝率の2冠タイトルに加え、ベストナインにも選出された横浜のエース級ピッチャーです。

3位は、読売ジャイアンツのフォスター・グリフィン選手(被OPS.652)です。
MLBを経て、2023年に読売ジャイアンツに入団。来日初登板となった4月1日の中日ドラゴンズ戦で、7回無失点の好投を見せ、初勝利を挙げました。150キロ台の速球を制御し、開幕から先発ローテーションに入る実績を築きました。カッター&フォーシームを軸に、カーブ、チェンジアップを投げ分け、20試合に登板し、121イニングで115三振を奪い、6勝5敗、防御率2.75という安定した成績を残しました。

開幕まであと少し。今シーズンもプロ野球から目が離せません!


データ提供、協力:つばめ(プロ野球データ・アーカイブ
アナリスト(非スポーツ分野)として働く傍ら、趣味でプロ野球データを集計・発信を行う。
知っていると楽しくなるデータを、わかりやすく伝えることを心掛けたXでの投稿は人気が高い。


※本記事は、2024年2月15日執筆時のものです。
※本記事は提供者のデータをもとに作成しています。なお、提供者への許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。

の記事をもっとみる