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【和製英語】アメリカで試合中に「バックホーム!」というと怒ってしまう...!?正しい表現をクイズで出題

  • 2024.3.4
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写真:PIXTA

ランナーが3塁を回り、センターから「バックホーム!」。ホームベース上でのクロスプレーは野球の見どころの一つですよね。

ただし、このバックホームと言う言葉、和製英語なんです。アメリカの友人や知人に「バックホーム」と話しても、正しく意味が通じないかもしれません。また、シチュエーションによっては相手を怒らせてしまう可能性も。

そこで今回は、野球用語として使われている英語クイズを出題。

「バックホーム」は英語でどのように表現するのでしょうか?

【問題】バックホーム、アメリカではなんと言う?

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バックホームの由来

バックホームは和製英語であり、「back home」と言っても、野手が本塁に送球するプレーを指す「バックホーム」の意味では伝わりません。

そもそも、日本では本塁をホームベースと呼びますが、アメリカではホームプレートと言います。ファーストベース、セカンドベース、サードベース、すなわち、戻ることのできる塁のみベースと呼ぶのです。

ちなみに、「back home」は「早く家に帰れ!」という意味に捉えられる可能性もあるうので、不用意に使わないようくれぐれも気をつけてくださいね!

正解は…

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「throw to the plate」でした!

「バックホーム」は英語で「Throw to the plate」と表現します。

辞書で調べてみると、下記の通りです。

野球で、本塁をねらう走者を刺すために、野手が本塁へ送球すること。

出典:weblio辞書

では、バックホームの概要がわかったところで、間違った例文をご紹介します。

アメリカの草野球チームでの練習にて

日本人:アメリカで野球をするのは初めてだよ!日本とは全然違うね!
(This is my first time playing baseball in America! It's totally different from Japan!)

アメリカ人:そうかな?子供の頃からこの場所に通ってるから新鮮さはないや。笑
(Actually? I've been going to this place since I was a kid, so it's not new to me. haha)

日本人:よし、これだけ広い球場だから一緒に外野を守ろう!
(Well, since this is such a big ballpark, let's play the outfield together!)

アメリカ人:いいね。僕はセンターを守るよ。
(Great. I'll play center.)

日本人:ノック、始まったね!どっちが上手いか勝負だ。早速ボール飛んできたよ!
(Fungo has started! Let's see who's better. The ball is coming!)

アメリカ人:やばい!予想より飛距離あるから取れなかった、、!
(Oh no! I couldn't get it because it was farther than expected..!)

日本人:ランナー走ってる!「バックホーム!!」
(The runner is going! "Back home!")

アメリカ人:え?なんで帰らなきゃいけないの!??僕が下手だから?
(What? Why do I have to go home? you mean I'm not good enough?)

日本人:え...あっ、ランナーがホームインしちゃった...。
( Eh... Oh, The runner crossed the plate.)

アメリカ人:さっきのどういうこと?急に家に帰れだなんてひどいよ!
(What did you mean earlier? It's terrible that you suddenly have to go home!)

日本人:あ、いや...違うんだ。僕はただキャッチャーに送球して欲しかったんだよ。
(Oh, no... It's not like that. I just wanted you to throw to the catcher.)

アメリカ人:じゃあ"throw to the plate"って言ってくれればよかったのに!
(Then you should have said "throw to the plate"!)

日本人:え!そっちではそういう表現なの...!?本当に申し訳ない、土下座するから許して!!
(What? Is that how you say it there? I'm so sorry, I'll Dogeza to you...forgive me!)

アメリカ人:もういいよ。ところで、土下座ってなに?
(That's enough. By the way, what is "Dogeza"?)

このように、ホームにボールを送球する場合は「throw to the home」 ではなく、「throw to the plate」と表現します。野球場にあるプレートは、ホームとピッチャーズプレートの2つだけ。ピッチャーズプレートにボールを送球することはないので、ホームに送球する場合は「throw to the plate」という表現になるのです。

英語での正しい使い方は、

"He fielded the ball and threw home."

「彼はボールをつかみ、本塁に送球します。」

などです。

この機会に、英語での言い回しもぜひ覚えておいてくださいね!


※情報は2月29日時点のものです。

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