1. トップ
  2. 野球用語の「ジャストミート」はアメリカでは違う意味に…正しい英語表現をクイズで出題

野球用語の「ジャストミート」はアメリカでは違う意味に…正しい英語表現をクイズで出題

  • 2024.2.24
undefined
写真:PIXTA

バットがボールの芯を捉え、強烈な打球が飛んだのを見たら、思わずジャストミート!と口に出したくなりますよね!バッドが芯を捉える打撃音は痛快で、打ったバッターはもちろん、観ている観客も心が躍るものです。

しかし、実はこのジャストミートという言葉、和製英語なんです。野球は多くの和製英語が使われるスポーツの一つで、当たり前のように使っていた野球用語が実は和製英語だった、なんていうことが少なくありません。

そこで今回は、日常的に使われている英語クイズを出題。

「ジャストミート」は英語ではどのように表現するのでしょうか?

【問題】ジャストミート、アメリカではなんと言う?

undefined
TRILL作成

ジャストミートの由来

ジャストミートは和製英語であり、「just meet」と言っても、打球が芯を捕らえて飛んでいくことを指す「ジャストミート」の意味では伝わりません。

英語だとjust meetは「ちょうど会う」という意味になり、まったく通じないのでくれぐれもご注意を。

「出会う」を意味する「ミート(meet)」が語源で、"バットとボールが出会う"という意味からミートが使われるようになったとう説が有力です。

ちなみに、ベースボールが「野球」と和訳されたのは1894年のこと。その後、多くの野球用語が正岡子規によって和訳されましたが、その経緯を知らず、そのまま英語に置き換えた言葉が数多くあります。

 

正解は…

undefined
TRILL作成

「hitting the ball squarely」でした!

「ジャストミート」は英語で「hitting the ball squarely」または「Clean hit」と表現します。

辞書で調べてみると、下記の通りです。

タイミングよく、物事の中心をとらえること。特に、野球では投球に対して打者がバットの芯(しん)で球の中心をとらえ打つこと。

出典:weblio辞書

では、ジャストミートの概要がわかったところで、間違った例文をご紹介します。

日本人:MLB初めて見たけどすごいね!特にあの選手とか、ジャストミートだったよ!( I Watched MLB for the first time and it was amazing! Especially, That player was a "just meet!")

アメリカ人:え!?いいな!サインとかもらった!?(What? That's nice! Did you get his autograph or something?)

日本人:ん?どういう意味?( Hmm? What do you mean?)

アメリカ人:君、あの選手に会ったんじゃないの?(Well, didn't you meet that player?)

日本人:いやいや、彼は試合で打球を完璧に捉えてたでしょ!(No, he hit it perfectly in the game. didn't he?)

アメリカ人:それ、英語では「hitting the ball squarely」って言うんだよ。「ジャストミート」じゃ全然意味が違うね。(That's called "hitting the ball squarely" in English. "Just meet" has a totally different meaning.)

日本人:そうなの!?知らずに使ってたよ...(Really? I didn't know that...)

アメリカ人:でもさ、それって面白い表現だと思うよ。なんか新しいスラングみたいで、使い方を間違えるのを見るとちょっと笑えるし。(But you know, I think that's an interesting expression. Because, It's like a new slang and it's kind of funny when I see people use it wrong.)

日本人:そうか!じゃあ、次からはもっと正確な表現を覚えよう。でも、アメリカの野球ファンって結構フレンドリーだね。( I see. Well, let's learn a more accurate expression next time. But American baseball fans are pretty friendly.)

アメリカ人:そうだよ!みんなスポーツ好きだから、間違ってても気にしないし、むしろ笑い話になることもあるさ。(Yes, they are! So much people loves sports, so they don't mind if I get it wrong, and sometimes it's even funny.
)

日本人:それは安心した。じゃあ、次の試合でちょうどいい表現で話しかけてみるよ!(That's good to hear. I'll try to talk to them with just the right expressions at the next game!)

英語では、「真っ向からボールを打つ」という意味合いでこのような表現が使われています。

また、英語での正しい使い方は

“The ball wouldn't have carried that far if he hadn't hit it squarely”

「もしジャストミートしていなかったら、あれほど遠くまで飛びはしなかったろう」

などです。

この機会に、英語での言い回しもぜひ覚えておいてくださいね!



※情報は2月18日時点のものです。

の記事をもっとみる