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パ・リーグ各6球団「最後の新人王」はだれ?過去20年で野手での獲得はたった2人だけ…!

  • 2024.2.21
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写真:PIXTA

プロ野球において、入団間もない選手たちが目標とするのが一軍定着、そして、その先にある新人王の獲得です。

無論、新人王を獲得するためには出色の成績を残さなくてはならず、我こそはと、高卒選手、大卒選手、社会人野球からプロ入りした選手などがしのぎを削ります。

昨年のセ・パ両リーグでの新人王候補は、特に競争が激しくなっていました。新人王の資格は、海外プロ野球リーグ未経験で支配下登録から5年以内の選手に限り、投手は前年までの一軍登板イニングが30以内打者は前年までの一軍打席が60以内です。その競争は年々ハイレベルになっていき、ファンの関心も高くなっています。

そこで今回は、2024年時点で各球団最後のタイトルホルダーをテーマに、「パ・リーグ6球団最後の新人王」を振り返っていきます。

パ・リーグ各球団において、最後に新人王を獲得した選手は誰なのか。全員答えられますか?

パ・リーグ最後の『新人王』選手

オリックス・バファローズ 山下舜平大(2023年)

福岡大学附属大濠高等学校では、2年春からエースとして活躍。2020年にドラフト1位で指名され、オリックス・バファローズに入団しました。2021年シーズンは二軍で18試合に登板します。

2023年シーズンのオープン戦で、自己最速を更新する158キロを記録。開幕投手として一軍デビューを果たし、16試合に先発して9勝、防御率1.61の好成績を収め、新人王を獲得しました。身長188センチから投げ下ろす、スケール感のある大型右腕です。

オリックス・バファローズで山下舜平大の前に新人王を獲得したのは、2021年の宮城大弥選手。それ以前は2008年に小松聖選手が戴冠しています。

埼玉西武ライオンズ 水上由伸(2022年)

帝京第三高等学校から四国学院大学を経て、2020年にドラフト育成5位で指名され、埼玉西武ライオンズに入団しました。2021年5月に支配下登録され、6月に一軍に昇格。デビューから17試合連続無失点という、パ・リーグ記録をマークします。

2年目の2022年シーズンは開幕を一軍で迎え、チームの勝利に貢献。60試合の登板で4勝4敗31ホールド1セーブ・防御率1.77を記録し、新人王と最優秀中継ぎを獲得しました。内角を攻める強気のピッチングが持ち味。

埼玉西武ライオンズで水上由伸選手の前に新人王を獲得したのは、2020年の平良海馬選手。それ以前は2017年に源田壮亮選手、2011年に牧田和久選手が新人王に輝くなど、コンスタントにタイトルホルダーを輩出しています。

福岡ソフトバンクホークス 高橋礼(2019年)

専修大学松戸高等学校から専修大学を経て、2017年にドラフト2位で指名され、福岡ソフトバンクホークスに入団しました。1年目はシーズン後半から中継ぎとして一軍に帯同し、シーズン未勝利ながら日米野球の日本代表に選出されました。

2019年は開幕ローテーション入りを果たし、開幕3戦目でプロ初勝利。23試合の先発登板で12勝、防御率3.34をマークし、新人王とスピードアップ賞を受賞しました。また、ポストシーズンでは日本シリーズ優秀選手賞を受賞したほか、第2回プレミア12の日本代表にも選出され、世界一に貢献しました。

福岡ソフトバンクホークスで高橋礼選手の前に新人王を獲得したのは、2009年の摂津正選手。それ以前は2004年に三瀬幸司選手、2003年に和田毅選手がタイトルを獲得しています。

東北楽天ゴールデンイーグルス 田中和基(2018年)

西南学院高等学校から、指定校推薦で立教大学に進学。控え組から努力を重ね、2年秋にデビュー。2016年にドラフト3位指名で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団しました。愛称は「かー君」

2年目の2018年シーズン途中から一番・中堅に定着。ノーステップ打法で安定してヒットを重ね、1試合両打席本塁打も記録するなど、才能が開花。東北楽天ゴールデンイーグルスの野手としては史上初となる新人王に輝きました。

東北楽天ゴールデンイーグルスで田中和基選手の前に新人王を獲得したのは、2013年の則本昂大選手。それ以前は、2007年に田中将大選手が新人王を手にしています。

北海道日本ハムファイターズ 高梨裕稔(2016年)

千葉県立土気高等学校から山梨学院大学を経て、2013年にドラフト4位で指名され、北海道日本ハムファイターズに入団しました。2年目の2015年シーズンにファームで11勝を挙げ、頭角を現します。

2016年シーズンは、開幕から一軍に定着。10勝を挙げ、チームの10年ぶりの日本一に貢献し、新人王に輝きます。キレのある直球や、縦に大きく割れるカーブに加え、フォークボールやスライダーも操ります。

北海道日本ハムファイターズは2015年にも有原航平選手が新人王を獲得。2年連続で新人王のタイトルを手中に収めました。

千葉ロッテマリーンズ 石川歩(2014年)

富山県立滑川高等学校から中部大学、社会人野球チームの東京ガスを経て、2013年にドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団しました。鋭く変化するシンカーを武器に、ルーキーイヤーから10勝を挙げ、新人王を獲得します。

2016年シーズンは、新人年から3年連続で2桁勝利を記録し、防御率2.16で最優秀防御率を獲得。2017年にはWBC日本代表に選出されました。2019年、2020年シーズンには、2年連続で開幕投手を務めています。

千葉ロッテマリーンズで石川歩選手の前に新人王を獲得したのは、2012年の益田直也選手。それ以前は、2005年に久保康友選手が新人王に輝いています。

過去20年間の新人王獲得選手

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情報は2月15日時点のものです。

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