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セ・リーグ6球団「最後の本塁打王」はだれ?今世紀に入りホームラン王が出ていない唯一の球団は?

  • 2024.2.14
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写真:PIXTA

プロ野球は2月から12球団が春季キャンプインし、選手たちは開幕に向け、1軍やレギュラー獲得を目指して奮闘しています。
2024年シーズンの開幕が迫り、どのチームのファンも優勝や個人成績のタイトル獲得など、希望が膨らむ時期ですね。

今世紀に入ってから、「首位打者、本塁打王、打点王」がほとんどの球団から出ており、強打者のバットから生まれるホームランやヒットは、球場にいるファン、テレビやWebで観戦しているファンの興奮が最高潮に盛り上がります。

しかし、本拠地としている球場によっては、ホームラン王が出にくい球団が存在することも確かではあり、十数年ホームラン王が生まれていない球団もあります。

そこで、最後のタイトルホルダーをテーマに「セ・リーグ6球団最後のホームラン王」を振り返っていきます。

セ・リーグ各球団の、最後の本塁打王は誰なのか。全員答えられますか?クイズとしても本記事をお楽しみください。

セ・リーグ最後の『最多本塁打』選手

読売ジャイアンツ 岡本和真(2023年/41本)

巨人の本塁打王は岡本和真選手でした!

智弁学園高等学校から、2014年にドラフト1位で指名され、読売ジャイアンツに入団しました。ルーキーイヤーのシーズン終盤に一軍デビューを果たし、プロ3打席目で初安打・初打点・初本塁打を記録します。

2018年シーズンに4番に定着し、史上最年少で3割30本100打点をマーク。2020年に31本塁打で、球団生え抜き選手としては、2002年の松井秀喜選手以来となる本塁打王を獲得し、翌2021年にはキャリアハイとなる39本塁打を放ち、2年連続で本塁打、打点の2冠に輝きます。

読売ジャイアンツで岡本和真選手の前に本塁打王を獲得したのは、2010年のアレックス・ラミレス選手で、49本塁打。バッター有利と言われる東京ドームを本拠地としながら、本塁打王のタイトルから10年間遠ざかっていた中での記録でした。

東京ヤクルトスワローズ 村上宗隆(2022年/56本)

東京ヤクルトスワローズの本塁打王は村上宗隆選手でした!

九州学院高等学校から、2017年にドラフト1位で指名され、東京ヤクルトスワローズに入団しました。2年目の2019年シーズンは全143試合に出場し、セ・リーグ3位の36本塁打を記録。新人王に輝きました。

史上最年少で三冠王を獲得した村上宗隆選手は、2022年シーズンにNPBに登録されている日本人選手、そして左打者での最多記録である56本塁打を記録しました。また、昨年日本中を熱狂させたWBC準決勝では、絶不調と言われていた中で、強豪メキシコからサヨナラタイムリーヒットを放ち、誰もが危ういと思っていたピンチの場面を一振りで覆しました。侍ジャパンが世界一の切符を手にするきっかけとなった、天才バッターです。

ホームランが比較的で出やすいと言われる明治神宮球場を本拠地とする東京ヤクルトスワローズからは、2013年にウラディミール・バレンティン選手、2015年に山田哲人選手と、コンスタントにタイトルホルダーが輩出されています。

横浜DeNAベイスターズ ネフタリ・ソト(2019年/43本)

横浜DeNAベイスターズの本塁打王はネフタリ・ソト選手でした!

2013年にMLBデビューを果たし、2018年に横浜DeNAベイスターズにテスト入団しました。1年目は開幕直後にケガで登録抹消となりますが、5月に復帰し本塁打を量産。本塁打王のタイトルを獲得します。

2年目の2019年シーズンも、シーズンを通して主軸を任され、キャリアハイとなる43本塁打を放ち、2年連続で最多本塁打のタイトルを手中に収めました。

なお、横浜DeNAベイスターズでネフタリ・ソト選手の前に本塁打王を獲得したのは、2016年の筒香嘉智選手で、44本塁打。

中日ドラゴンズ アレックス・ゲレーロ(2017年/35本)

中日ドラゴンズの本塁打王はアレックス・ゲレーロ選手でした!

2014年にMLBデビュー。2017年に中日ドラゴンズに入団すると、いきなり35本塁打を放ち、本塁打王のタイトルに輝きます。5月28日の東京ヤクルトスワローズ戦から、6月3日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦まで、球団記録となる6試合連続本塁打をマークしたのも印象的です。

内野・外野のどこでも守れるユーティリティプレイヤーで、身長は182cmとそれほど大柄ではないものの、突出した長打力を持つスラッガーです。

中日ドラゴンズでアレックス・ゲレーロ選手の前に本塁打王を獲得したのは、2009年のトニ・ブランコ選手で、39本塁打。

広島東洋カープ ブラッド・エルドレッド(2014年/37本)

広島東洋カープの本塁打王はブラッド・エルドレッド選手でした!

2005年のMLBデビューを経て、2012年シーズン途中で広島東洋カープに入団。65試合に出場し、途中加入ながらチーム内2位の11本塁打を放ちました。愛称は「ビッグ・カントリー」。

2014年シーズンに37本塁打を放ち、本塁打王を獲得。オールスターにも出場します。2016年シーズンは、日本シリーズで3本塁打の大暴れ。敢闘賞を受賞しました。広島市内の移動には自転車を使い、市民に目撃されることもしばしば。ファンとの距離が近く、親しみやすい人柄で愛されました。

広島東洋カープでブラッド・エルドレッド選手の前に本塁打王を獲得したのは、2005年の新井貴浩選手で、43本塁打。バッター有利な広島市民球場を本拠地とすることもあり、約10年間隔で同球団の選手が本塁打王のタイトルに輝いています。

阪神タイガース ランディ・バース(1986年/47本)

阪神タイガースの本塁打王はランディ・バース選手でした!

MLBでプレー後、1983年に阪神タイガースに入団しました。3年目の1985年シーズンに54本塁打、134打点、打率.350をマーク。セ・リーグ外国人選手としては初となる三冠王に輝き、MVPも獲得します。

翌1986年シーズンにも2年連続で三冠王を獲得。阪神を球団史上初の日本一に導きました。2度の三冠王は、外国人選手では最多であるとともに、シーズン打率のNPB記録保持者(.389)でもあります。

阪神タイガースの本塁打王は1986年シーズンのランディ・バース選手が最後で、そこから37年間、本塁打王のタイトルから遠ざかっています。2005年に金本知憲選手が40本塁打を放ちましたが、広島の新井貴浩選手に3本及ばず2位。2010年にはブラゼル選手が47本塁打を放ちますが、巨人のラミレス選手に2本及ばず2位と、広く、強い浜風が特徴の甲子園球場を本拠地にしている影響もあり、僅かにタイトル獲得には届きませんでした。四番候補筆頭の大山悠輔選手に本塁打王の期待がかかります。


情報は2024年2月9日時点のものです。
サムネイル:PIXTA

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