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野球の「ノック」はアメリカ通じない…!?アメリカではなんと言う?【クイズで学ぶ】

  • 2024.2.16
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写真:LITA IMAGES / PIXTA(ピクスタ)

野球の守備練習の一つである「ノック」。捕球だけでなく、そこからスローイングにつなげる足さばきなどもトレーニングできる定番の練習方法ですが、実はこの「ノック」という言葉、和製英語なんです。

野球の専門用語には和製英語が多く、「ノック」もその一つ。普段、何気なく使っている野球用語でも、野球の本場アメリカでは通じないことが多くあるのです。

というわけで今回は、日常的に使われている英語クイズを出題。

「ノック」は英語ではどのように表現するのでしょうか?

【問題】ノック、アメリカではなんと言う?

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TRIIL作成

ノックの由来

ノックは和製英語であり、「knock」と言っても、守備練習のため、野手に向けてボールを打つことを指す「ノック」の意味では伝わりません。

ノックの種類の一つにアメリカンノックがありますが、これは、ノックを受ける選手をレフトやライトのポール際に配置し、反対側のポールに向かって走っていく選手がぎりぎり捕球できるような場所を狙ってノックを打つというもの。

語源としては、アメリカンノックでは外野のフィールドを端から端まで使うため、広いフィールドをアメリカの国土に例えたという説が有力です。

正解は…

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TRILL作成

「Fungo」でした!

「ノック」は英語で「Fungo」と表現します。

辞書で調べてみると、下記の通りです。

野球で、守備練習のため、野手に向けてボールを打つこと。「シートー」

出典:weblio辞書

では、ノックの概要がわかったところで、間違った例文をご紹介します。

日本人留学生:昨日のMLB、おもしろかったね!よし、僕たちも守備練習しよう!(Yesterday's MLB was so fun! Let's practice range too!)

アメリカのクラスメイト:いいね。(Good idea.)

日本人留学生:じゃあ早速だけど、君って「ノック」できる?(So, let's get started. Can you "knock"?)

アメリカのクラスメイト:なに急に、そんなの簡単だよ。ほら。(What? it's easy.)
(僕の背中をノックするアメリカ人)

日本人留学生:え?何してんの?ふざけてないで早く打ってよ!(What are you doing? Hurry up and hit the ball!)

アメリカのクラスメイト:君がノックしてって言ったからやったんだよ?(You asked me to knock, so I did.)

日本人留学生:守備練習したいからボールを打って欲しかったんだよ...ん?もしかして「ノック」って通じない...?(I wanted you to hit the ball because I wanted to practice range... Hmm? Maybe you don't understand "knock"...?)

アメリカのクラスメイト:あー、なるほど。それ、正しくは「Fungo」と言うよ。(Ah, I see. That's properly called "Fungo".)

日本人留学生:ファンゴ?なんでこんな言葉を使うの?どういう意味?(Fungo? Why do you use this word? What does it mean?)

アメリカのクラスメイト:それが、英語の語源も詳しくは分かってないんだ。英語もいろいろな言葉があるんだよ。(That's the thing, I don't even know the etymology of the word in English in detail. There are many different words in English.)

日本人留学生:まさか、英語で「ノック」って言ったら通じないなんて…。和製英語じゃなくて、もっとスマートな言い回しが必要だな。( I never thought that if I say "knock" in English, it would not be understood.... We need a smarter way to say it.)

なお、「knock」には叩くという意味があるため、日本では野球用語として一般的に使われるようなったそう。しかし、アメリカではノックと言ったら肩や背中をコンコンと叩かれるか、困惑されるかもしれません。

英語での正しい使い方は、

“batting for fielding practice; fungo ”

などです。

この機会に、英語での言い回しもぜひ覚えておいてくださいね!



※情報は2月14日時点のものです。

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