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【打率.331/38本塁打/87打点】前半戦ホームラン8本で退団が噂されるも、最終的にはホームラン王に輝いた助っ人

  • 2024.3.14

【問題】1992年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

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現在のNPB12球団では、80人以上もの助っ人外国人が在籍しています。その中でも、シーズンを通して活躍できる選手や在籍し続けられる選手はほんの一握りで、日本特有の野球スタイルに適応できず帰国してしまう選手も少なくありません。

大切なのは、ベースボールではなく、日本の「野球」にアジャストできるかどうか。キャッチャー主体の配球や、堅実な走塁、送りバントなど、日本の「野球」特有の緻密さに上手くフィットすることが求められるのです。

そんな中、来日1年目から輝かしい好成績を収め、球団の立役者となっていった選手も存在します。

そこで今回は、初年度から首位打者と本塁打王、そしてMVPに輝いた、稀代のスラッガーをテーマにクイズを出題。イラストの成績がどの選手のものなのか、ぜひ考えてみてください!

ヒント…

・1992年シーズンに日本プロ野球入りしました。

・1年目から38本塁打の活躍を見せます。

・1993年シーズンはシーズン5本のサヨナラ本塁打を放ちました。

・1993年シーズンのチームの日本一に貢献しました。

正解は…

ジャック・ハウエル選手でした!

こちらは、1992年シーズンの成績です。

MLBを経て、1992年シーズンに東京ヤクルトスワローズに入団しました。1992年シーズンが始まった当初は、日本の野球環境に馴染むのが難しく、前半戦ではわずか8本塁打にとどまり、その年限りでの退団が噂されました。ところが、オールスターブレイク後には驚異的な成績を収め、61試合に出場して30本塁打を記録するなど、大躍進を遂げました。結果的に、来日1年目から打率.331、38本塁打をマークし、首位打者と本塁打王のタイトルを獲得。さらにはシーズンMVPにも選ばれるという離れ業を披露し、大変身を成し遂げました。

1993年シーズンは、前年ほどの好成績は残せませんでしたが、日本新記録となるシーズン5本のサヨナラ本塁打を放ち、日本シリーズでも猛打の活躍。野村克也監督率いる東京ヤクルトスワローズでは初、球団としては15年ぶりの日本一に大きく貢献しました。球団全体でも、サヨナラ勝利14回、サヨナラ本塁打9本というNPB記録を樹立しています。

日本野球にいち早くアジャストした、記録にも記憶にも残る活躍を見せたレジェンドです。


※情報は3月日時点のものです。

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