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【防御率2.95/20勝13敗/193奪三振】沢村栄治と共に歴代2人しかいない大記録を持ち、ノーヒットノーランでプロ初勝利を飾った名投手

  • 2024.2.20

【問題】1975年シーズンにこの成績を残した選手は誰?

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投手なら誰もが達成したいと思うであろう、ノーヒットノーラン。安打を許さず、スコアボードに0を重ねていく姿はシンプルに「かっこいい」ですよね。

もちろん、強打者がズラリと揃うプロ野球で、達成するのは容易ではありません。実際、2リーグ制以降のプロ野球において、1回ならず、2回、3回とノーヒットノーランを達成した選手は球界でも2人だけです。

そこで今回は、2リーグ制以降のプロ野球において、ノーヒットノーランを3回達成した投手をテーマに、クイズを出題。

イラストの成績がどの投手のものなのか、ぜひ考えてみてください!

ヒント…

・1964年にプロ球団入りしました。

・初勝利がノーヒットノーランという偉業を成し遂げました。

・1968年シーズンに21勝、防御率1.94をマーク。

・1972年シーズンには史上2人目となる3度目のノーヒットノーランを達成しました。

正解は…

外木場義郎選手でした!

こちらは、1975年シーズンの成績です。

鹿児島県立出水高等学校から、社会人野球チームの電電九州を経て、1964年に広島東洋カープに入団しました。1965年シーズン10月2日の阪神タイガース戦で、初勝利をノーヒットノーランで飾ります。

1968年シーズン。9月14日の大洋ホエールズ戦で完全試合を達成し、キャリアハイとなる21勝を挙げ、防御率1.94で最優秀防御率を獲得。なお、この試合ではリーグタイ記録となる16奪三振もマークしています。

1972年にはNPB史上2人目のノーヒットノーラン3回を達成。完全試合を含んだこの記録は、大投手沢村栄治選手をも凌ぐプロ野球史上初の快挙です。1975年シーズンには20勝を挙げ、193奪三振で最多勝、最多奪三振のタイトルを獲得。この年は沢村賞も受賞し、広島東洋カープは創立依頼初のリーグ優勝を掴みました。
ノーヒットノーラン3回達成は、外木場選手、沢村栄治選手の2名しかいない大記録となっています。

外木場選手は、豪速球と縦に大きく割れるカーブを武器とし、堀内恒夫選手のようなタイミングを外すカーブではなく、曲がりの鋭さで打者を封じる者でした。そのキレは凄まじく、読売ジャイアンツの高田繁選手が面食らって尻もちをついたことがある、という逸話も。

1979年限りで現役を引退。2013年に野球殿堂入りしました。


※情報は2月16日時点のものです。

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